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滅びの前のシャングリラ (中公文庫 な 81-1)

滅びの前のシャングリラ (中公文庫 な 81-1)

滅びの前のシャングリラ (中公文庫 な 81-1)

作家
凪良ゆう
出版社
中央公論新社
発売日
2024-01-23
ISBN
9784122074712
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滅びの前のシャングリラ (中公文庫 な 81-1) / 感想・レビュー

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はっせー

世界が滅びる設定の小説が読みたい人や家族について考えたい人に読んで欲しい本になっている!あと1か月後に隕石が落ちてきて地球が滅びるなら自分はなにがしたいか。こんな問いを誰しもが一度考えたことがあるだろう。この本はあと1か月後に地球が滅びる世の中で登場人物がどう生きていったかをまとめた小説になっている。読んでいて自分ならなにをするだろうとか。今のうちから家族や友達を大切にしようとか。当たり前過ぎることを改めて思った。読みやすい本なのでぜひ!

2024/03/02

H!deking

いやーやっぱり最高ですね。単行本で読んでましたが文庫のサイン本GETしたので再読。前回読んだ時より何故だかやたら泣けました。静子さんが言ってた、子供は新築の家みたいなもんで柱に傷つくと云々というのがなんだか妙に刺さりました。映像化されたら面白そうだけどセンスの良い監督にお願いしたいです。笑

2024/02/26

りゅう☆

一ヶ月後に小惑星が衝突し地球が滅びるという状況。学校でいじめに遭ってた友樹は人気者藤森さんがこの状況の中、歌手Locoのライブが東京で開催ということで付き合うことに。だが無法地帯なこの状況、どこにいても危険が伴う。殺気を帯びたいじめっ子から命を救ってくれたのは人を殺したばかりのヤクザ信士だった。だが実は彼は友樹の…。口は悪いけど友樹のことを誰よりも愛しいと思ってる母静香さんが肝っ玉座っててカッコいい。最期の時は「酒飲んで、うまいもん食って、おまえと友樹と雪絵の隣にいる」この言葉が心に沁みる。山田路子こと→

2024/03/29

エドワード

小惑星が衝突して地球が滅びる。1ケ月後だ。伊坂幸太郎さんに似た設定があったな。いじめられる高校生、江那友樹。同級生で学校一の美少女、藤森雪絵。カオスと化した世界で、人気歌手・Locoのライブを目指して東京へ行く二人。襲われて逃げる二人を助ける、友樹の母・静香とヤクザの目力信士。山あり谷ありの人生を省みながら、最後の日まで、家族のように生き続ける。グイグイ読ませるストーリーと描写が迫力満点だ。絶望の中でこそ、感じることのできる幸せの不思議。シャングリラ―それは地上の楽園。どこかオリエンタルな響きの余韻。

2024/02/11

よっち

一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する。迫る滅亡を前に荒廃していく世界の中で、人生をうまく生きられなかった四人が最期の時を過ごす物語。貧しいながらも二人で懸命に生きてきた静香と友樹の親子、周囲に言えない想いを密かに抱えてきた藤森、そして静香に会いに来た信士。滅亡が不可避となるとやはりこうなってしまうのかなとつい考えてしまう殺伐とした世界で、それでも四人が一緒に過ごした残り少ないかけがえのない日々があって、見失いかけていた大切なものを見出すことができたんでしょうか。幸せとは何かをいろいろ考えさせられる物語でした。

2024/01/23

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