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日本美術の歴史

日本美術の歴史

日本美術の歴史

作家
辻惟雄
出版社
東京大学出版会
発売日
2005-12-09
ISBN
9784130820868
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日本美術の歴史 / 感想・レビュー

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shikashika555

江戸末期の浮世絵から明治~昭和初期の美人画について知りたくて手に取ったのですが、絵だけでなく美術全般というカバー範囲の広さ故 ほしい情報は余り得られずでした(><) でも、美術全般の歴史的流れを掴むにはとても良い入門書だと思います。

2021/08/13

zirou1984

縄文土器から千と千尋の神隠しまで、日本美術の歴史を500ページ内に収めた労作。絵画だけでなく仏像や建築、装具もフルカラーで多数取り上げられてるので、適当にページをめくるだけでも楽しめる。通史としての観点も「かざり」「あそび」「アニミズム」の3点を軸として、時代の風潮がどのように推移していったのかを平易な文で論述してあり、教科書としての堅苦しさは感じさせない。興味深い指摘は多数あるが、中でも江戸時代の浮世絵は美術品としてでなく、都市の情報を伝えるメディアとしての役割があったのだという解説には唸らさせられた。

2013/03/14

れなち

網羅的な日本美術の通史をなんと一人の著者が書いている。しかも全ページカラーの大作。作品・解説ともに豊富で、資料集を拾い読みするようなつもりで借りてきたのに全部読んでしまった。鳥獣戯画をはじめ、愛くるしい動物がたくさん登場するところが日本らしさかな?波がザッバーン!ってなってる絵で有名な葛飾北斎は、イラスト風のものもたくさん書いていたらしい。「北斎漫画」に書かれた庶民の姿が生活感にあふれていて好き。もっと早く読んでいれば、今まで素通り気味だった日本美術も楽しめていたのかと思うと悔しい…!

2021/06/01

ぐっちー

美術の教科書、というには弾けた表紙。日本の美意識がどのように培われてきたのか分かりやすい文章で学べる。

2012/08/07

白義

一人の著者が書いた一冊で眺める日本美術史。縄文土器から建築や装飾にも気を配りながら、現代の宮崎アニメや萩尾漫画まで行く広さが魅力的。個人による数少ない通史であり、その中でも特に信頼性と中身のレベルが高いと思う。カラー図版もたっぷりで見ていて楽しく、新しい出会いが期待できるだろう。速水御舟や伊藤若冲なんてページを開いておっと声をあげてしまった。本当にいろいろな作品があるものだ

2012/05/22

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