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戦後思想の到達点: 柄谷行人、自身を語る 見田宗介、自身を語る (シリーズ・戦後思想のエッセンス)

戦後思想の到達点: 柄谷行人、自身を語る 見田宗介、自身を語る (シリーズ・戦後思想のエッセンス)

戦後思想の到達点: 柄谷行人、自身を語る 見田宗介、自身を語る (シリーズ・戦後思想のエッセンス)

作家
柄谷行人
見田宗介
大澤真幸
出版社
NHK出版
発売日
2019-11-25
ISBN
9784140818022
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戦後思想の到達点: 柄谷行人、自身を語る 見田宗介、自身を語る (シリーズ・戦後思想のエッセンス) / 感想・レビュー

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豊後読書会

「戦後思想のエッセンス」のシリーズが書籍化され、編者は大澤真幸と中島岳志で、その0号として、大澤が影響を受けた柄谷行人と見田宗介をとりあげ、大澤と対談した本。やはり、柄谷の「交換様式D」の理論は魅力的である。「柄谷さんの場合は、最も新しいものは最も古いところにすでに存在して、実は抑圧されていただけなので、回帰してくると説明する」ところに柄谷の独創性をみる、大澤の発言には同意できる。両者とも80近いが、吉本隆明化はしておらず、明晰だと思った。

2020/01/21

小鈴

ありがとう大澤真幸。見田先生に軸の時代Ⅱの思想の見通しを聞いてくれて。ずっと気になっていたのでとても勉強になりました。この本はまだご存命の思想家とともにお二人の思想の軌跡をインタビューするという内容。見田先生、あとがきで「わが生涯を語る、みたいなインタビューを受けるようになったら人間もうおしまいだよね」と言っていたことを思い出して、来たって!って思ったんだって(笑)。清水鵬翔さんの論文も気になる。読みたいです。細かいところはまた感想に書きます。見田ファンにはオススメ!

2019/11/26

小鈴

●軸の時代Ⅱの思想●「軸の時代Ⅱの思想は、軸の時代Ⅰの思想が未解決であった、二つの思想的な課題を解く思想でなければならない」「第一に、生と死のニヒリズムを『天国』や『極楽』という(略)信仰に依存することなしに、のりこえる思想」「第二に、人間の〈自我〉の『エゴイズム』の矛盾と孤独をという問題を、『地獄』『天罰』略信仰に依存することなしに、また儒教のような、『自由』『平等』を抑圧する『道徳』に依存することなしに、のりこえる思想でなければならない」「他の〈自我〉たちや他の生命たちとの『共存』という現実を明視 →

2019/12/29

呼戯人

現代日本の先端を切っている社会学者大澤真幸による柄谷行人と見田宗介のインタビューと解説。興奮した。柄谷の交換様式Dが新たな共産主義の言い換えであることや昔読んだ真木悠介による「気流の鳴る音」を思い出させてくれて嬉しかった。若い頃、カルロス・カスタネーダを一生懸命読んだことを思い出した。ニヒリズムやエゴイズムをどのように乗り越えるかという問題は、いまだに私の思考の主題をなしている。この二人の理論的平行関係を顕在化してくれたのは大澤真幸の力技である。

2019/11/30

月をみるもの

現代人にとっての柄谷の交換様式 ABC をそれぞれ一言でいうと、 A=家庭に代表される共同体、B=納税と法律に代表される国家、C=日々のたつきを稼ぐ職場とか市場、ということになるのだろうか。こうまとめると、至極当たり前のことなんだけど、この三つ以外に生きる場所を求めることが難しいのは確か(イスラム以外の世界宗教は、A に回収されちゃってるし)。一箇所に定住せずバンド単位で放浪してた時代、世界が無限であった時代に回帰したかったら、地球を出るしかない、、、ということをあらためて認識。

2020/02/04

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