喪服のランデヴー (Hayakawa pocket mystery books)
喪服のランデヴー (Hayakawa pocket mystery books) / 感想・レビュー
AR読書記録
苦々しい、ああ、最初から最後まで苦い思いに包まれる... 物語、また探偵小説として、やるせなさすぎる。しかしとにかく読ませるのは、映画でいうならカメラワークの巧みさというのか、場面を、視点を細やかに切り替え、登場人物たちの心情や、サスペンス的な盛り上がりを効果的に伝える筆致、また少し古い感じが一周まわってまた新鮮に感じられるような表現の数々とか。こことか相当好き。「そのロードスターは、どんな刑事でも追い越せなかったろう。なぜなら、それを操縦する女性は恋していたからだ。」
2014/10/04
Jimmy
５人に復讐する話、ってわけで、５通りのバリエーションをどうつけてくるのかが楽しみどころでしたが、なかなか上手かったですね。ウールリッチは「幻の女」しか他に読んでませんが、やはり文章が妙にきどった感じ。なのですが味わいがありますね。
2013/05/04
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