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うそつき、うそつき (ハヤカワ文庫JA) (ハヤカワ文庫 JA シ 11-1)

うそつき、うそつき (ハヤカワ文庫JA) (ハヤカワ文庫 JA シ 11-1)

うそつき、うそつき (ハヤカワ文庫JA) (ハヤカワ文庫 JA シ 11-1)

作家
清水杜氏彦
出版社
早川書房
発売日
2017-10-19
ISBN
9784150312985
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うそつき、うそつき (ハヤカワ文庫JA) (ハヤカワ文庫 JA シ 11-1) / 感想・レビュー

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kosmos

首輪型の嘘発見器の着用を義務付けられた世界で、非合法に首輪の取り外しを請け負っている少年の話。ウソをつくと首輪に付いたライトが赤くなり、無理やり取り外そうとすれば内蔵されたワイヤーに絞め殺されてしまう。生活する中で心にもないことを言うなんて日常茶飯事だし、それが全部ライトの色で相手に丸わかりだなんて、想像しただけで息苦しい。主人公の性格もあって淡々と話が進むけど、起こっていることはハードで、最後は何とも言えない気持ちになった。筆者の他の作品も読んでみたい。

2018/02/11

ソラ

ディストピアもので、嘘に翻弄される話。嘘の有り様について考えることも多い。ただ、この話全く救いがなく、結局主人公は何もなせないまま終わるし、何が本当で何が嘘なのかも分からずただただモヤモヤするだけでした。

2017/11/12

ソラ

ディストピアもので、嘘に翻弄される話。嘘の有り様について考えることも多い。ただ、この話全く救いがなく、結局主人公は何もなせないまま終わるし、何が本当で何が嘘なのかも分からずただただモヤモヤするだけでした。

2017/11/12

さばかん

独自を世界を構成し、等身大の少年を描く。      人間はうそつきだ。   嘘をうまく利用し、活用し、操って、生きていく。      人間は嘘からは逃れられない。嘘と向き合って付き合っていかなければならない。     誠実に嘘をつき、嘘を嘲笑う。     嘘を軽蔑し、嘘にすがりつく。    主人公は嘘との相性が悪かった。

2018/01/25

サイバーパンツ

アガサ・クリスティ賞受賞作だが、ミステリーというよりファンタジックなディストピアもの。国民全員が首輪型嘘発見器の着用を義務付けられた管理社会の日本が舞台。首輪除去を生業とする少年が、様々な嘘に翻弄されていく中でぶつかる青臭さゆえの葛藤を描いたジュブナイルで、嘘が二転三転するのも面白くはあったのだが、終始胸くそ悪い展開が続き、何が嘘か本当かも曖昧なまま終わったのでモヤモヤとした読後感。ドライながらもときおり主人公の感情が見られる語りは作品世界に合っていて良かったが。

2018/01/25

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