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すばらしい新世界〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)

すばらしい新世界〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)

すばらしい新世界〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)

作家
オルダス・ハクスリー
水戸部功
大森望
出版社
早川書房
発売日
2017-01-07
ISBN
9784151200861
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すばらしい新世界〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫) / 感想・レビュー

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国語の講師☆(haro-n)

この作品は特異な世界でうまく感想が書けないが、社会のあり方をリアルに考えさせられた。「野人」が登場してから周囲の人々のステレオタイプな反応が際立ち、不気味さを感じた。社会の安定の為であろうと誕生前から管理・操作されることへの抵抗感は拭いがたい。社会は誰のもので幸せとは何だろう?上層部に追従するしかないような社会にならないよう、自分の道は自分で考えて選択したい。社会は、他者とコミュニケーションを通して信頼関係を築きながら作り上げるものであってほしい。選択の自由や言論の自由があることの大切さや尊さを痛感する。

2017/11/21

鱒子

完全に統制された快適な世界。万人は幸福で満たされている。しかし、前半の主人公 バーナード、後半の主人公 ジョン、この2人のはみ出し者によって、ディストピアのファシズムが浮き彫りになります。訳者あとがきで、本書はブラックユーモアであり吹き出すようなギャグ小説だと書いてあります。わたしはもっと悲惨な気持ちで捉えていたので、ええっそうなの!?と、すごく驚きました。次回読むときは、そこら辺を踏まえて読んでみよう。

2020/05/04

らぱん

練り上げられた設定が素晴らしい。西暦2540年のロンドンは「最大多数の最大幸福」を実現している社会であり、貧困も飢饉も無いし戦争は起きない。個人には四苦八苦は無い。全ての階層の人間に不満が無く、システムとして持続可能ならば理想社会の叩き台にはなるのだろうか。いや、しかし…と、自分の好みの手段ではないし、これは違うと大いに反発するが、間違っていると説得できる自信が無い。そんな揺らぎを与えてくれるところが、長く読まれている理由なのではないか。ゆっくり考えていきたい。いい刺激をもらった。↓

2020/01/07

みやこ

人為的な作業によって瓶の中から生まれる命。その瞬間から既に決められている階級。同じ作業の繰り返し。レールから逸脱することのない日々。みんながみんなのもの。しあわせはみんなと一緒に。ならば、私は?私が私で在ることの意味はどこに在る?考えることは異端。考えることは不幸。自由意思の世界を知らないからこそ、幸せでいられる彼ら。故に、知ることは不幸。…本当に?すばらしい新世界。唱えるたびに背筋が寒くなる。だが、彼らにとってここはユートピア。私はこの作品がディストピアに分類される意味を考え続けられる思考でありたい。→

2020/07/12

里愛乍

光文社で既読済みではあるものの、大森さんによる新訳版が出るということで購入。確かに『すばらしい新世界』ですよ。だって現在社会が抱えている問題の大半が解決してるじゃないですか、結果的に。本能的に吐き気をもよおすほど受け付けない世界だけど。でもそれだって、ある意味条件付けをされて生きているから「現代がまとも、この世界がおかしい」と「現代的に正しい」判断ができているだけかもしれないし。それにしても60歳まで現役、あとはぽっくりって最高に理想的な最期だな…うん、私いまちょっと疲れているのかもしれない…

2017/02/02

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