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アーサー・ミラー全集 1 みんな我が子 セールスマンの死

アーサー・ミラー全集 1 みんな我が子 セールスマンの死

アーサー・ミラー全集 1 みんな我が子 セールスマンの死

作家
アーサー・ミラー
倉橋健
Arthur Miller
出版社
早川書房
発売日
1985-02-01
ISBN
9784152030344
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アーサー・ミラー全集 1 みんな我が子 セールスマンの死 / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

映画『セールスマン』を観ていた時に劇中劇として印象的に残ったので原作に興味を持ちました。変わりゆく世界や自分の傲慢さ、過ちを受け入れずに過去の栄光や選択しなかった人生への悔いを抱えるウィリー。どんなに怒鳴られても夫を直向きに愛するリジーの姿に胸が痛かったが、終盤のチャーリー氏の言葉に印象がクルリと変わる。チャーリー氏の言うように彼女が「ウィリーにはセールスマンは合わない」と気づいていて働きかけていたならば、運命は変わったのだろうか?世間での「真っ当で幸せな生活」に沿おうとする事の苦しさと現実に押し潰される

2017/08/02

tekka

両作品に共通するのは、父親が最後まで自分は戦いに負けたと思い込んでいるところ。実際には勝負から逃げた女々しい嘘つきにすぎないのに、あるはずのない勝利を逃したと自分に信じ込ませているのが笑える。

2022/11/14

uburoi

この早川の全集は第6巻まで出ていたとは知らなかった。6巻は倉橋訳で『壊れたガラス』他1篇が収められている。しかしミラーといえばこの第1巻の『セールスマンの死』に尽きる。滝田修の名舞台が目に焼き付いている。他に戦争から生還しない長男を待つ偏執狂気味の母親と戦争犯罪の工場主である父親、兄の婚約者と結婚しようとする弟等が交錯するシリアスドラマ『みんな我が子』の2本立て。

2012/11/18

みぃちゃん

みんな我が子、セールスマンの死、どちらも父として夫としてそして1人の人間として、最後には死を選ぶ男達が描かれていた。社会問題に対する主張が割とはっきり書かれてる。

2018/10/16

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