KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ノックス師に捧げる10の犯罪

ノックス師に捧げる10の犯罪

ノックス師に捧げる10の犯罪

作家
ヨゼフ シュクヴォレツキー
宮脇孝雄
宮脇裕子
出版社
THE MYSTERIOUS PRESS
発売日
1991-05-01
ISBN
9784152034724
amazonで購入する

ノックス師に捧げる10の犯罪 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

mejiro

「ノックスの十戒」をもとにした本格推理もの。推理する力がなくて、著者が力を入れたであろうせっかくのプロットを台無しにして申し訳ない。本格ミステリが好きな人は謎解きを楽しめそう。ウイットに富んだ会話、男女関係の機微、冷戦時代のチェコの状況など、登場人物やストーリーで楽しめた。一篇ごとに視点を変えたり、工夫されてて飽きない。訳が読みやすい。

2019/11/21

きゅー

ミステリには「ノックスの十戒」というものがあるらしい。犯人は物語の当初に登場しなければならない、探偵は偶然や第六感によって事件を解決してはならない等、いわゆる推理小説を書くときの基本的なルール。本書の10篇は、ノックスの十戒をそれぞれ1つずつ破って書かれている。登場人物がわりと多いので、誰が誰やら分からなくなってしまうというきらいはあるけど、謎そのものは一般的なのかな(普段ミステリを読まないのでよくわかりません)。

2016/08/16

Mark.jr

もしかしたら作品そのものよりも有名なのかもしれない「ノックスの十戒」。本書は10の短編でそれぞれ一つずつ十戒を破り、どれを破ったかを読者に当ててもらうという趣向の短編集です。というと遊び心溢れてそうですが、良くも悪くも結構真面目に作り込まれた作品ばかりです。

2022/02/13

えっ子

ノックスの十戒を一つずつの作品で破っていく。直感で、どの十戒を破ったかはだいたいわかるのだが、細かい推理は難しい〜〜。というかやはり違う文化が背景になっているためなのか言語のせいなのか、登場人物が覚えにくいし今なんの話をしているのか、大事な話がなんなのかすぐわからなくなってしまうなあ。

2018/03/20

tomo6980

「本格」に忠実な舞台設定、ミステリネタのちりばめ方(「木曜の男」とか)、挑戦状の挿入、そもそもノックスの十戒をすべて破るという縛りも含めて、日本の新本格みたいであった。91年発行だし、もっとウケても良かったんじゃないか。最後までどういう犯罪かわからない「正義の過ち」、図式的な暗号が面白い(しかも出てくるのがアレだとは)「グリズリー・ドライヴの数学者たち」が良かった。

2016/02/14

感想・レビューをもっと見る