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Tokyo Space Diary

Tokyo Space Diary

Tokyo Space Diary

作家
タカノ綾
出版社
早川書房
発売日
2006-04-01
ISBN
9784152087126
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Tokyo Space Diary / 感想・レビュー

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夜間飛行

タカノ綾さんの絵を見ていると「なんだこりゃ」と思いつつ、泣きたいような切なさがこみあげる。痛々しいまでの優しさ、未来への渇きと憧れ。夜の街で少女たちが裸(もちろん服を着ている事もある)で運転したり、犬の散歩をしたり、空中を浮遊(落下)したり…とにかく、裸でやるってすごい事だ。まっ暗な瞳、うす赤い唇や乳首、細い手足と太い指が、全部イシを持って人間の意志の代わりをしている。というか、こっちが本物だ。ヒロシマで、裸で髪を切られている少女…皮膚が焼け爛れ内臓がはみ出しても、彼女は大切な人の死を嘆き続けているのだ。

2015/11/08

hal_439ki

形としては折れそうなほど彼女たちの足は細長い。しかし、そこから骨や関節の持つ窮屈さではなく、しなやかさが感じられる。足や指の先から何かが伸びてゆくように彼女たちは広がりを見せている。その質感は決して均質化されないと思う。だからこそ彼女たちは宇宙を目指すのではないか。

2019/03/11

かお

素晴らしい いつか手に入れたい

2011/10/11

未然

タカノ綾の第二画集。自身が深く影響を受けた小説を絵描きならではの手法でレビューした「飛ばされていく、行き先」が、連載分の半分しか収録されていないのは残念。画集の構成としてはユニークで効果的なんだけど、やっぱり悶々。

久米田Q

なんだかよくわからない、と思いつつも、なぜだかよくわかってしまう。他の誰にも見せられない、ひとりぼっちの頭の中を覗いたような心地がした。絵が描けるって素敵なことだな。たぶん真夜中の都会を漂う少女たち。どこまでも無垢で、悪気がなくて、さみしくてきれいだ。なんとなくだけど、穂村弘の『ドライドライアイス』とあわせて読みたい。

2017/01/30

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