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三体Ⅱ 黒暗森林 上

三体Ⅱ 黒暗森林 上

三体Ⅱ 黒暗森林 上

作家
劉慈欣
富安健一郎
大森望
立原透耶
上原 かおり
泊 功
出版社
早川書房
発売日
2020-06-18
ISBN
9784152099488
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三体Ⅱ 黒暗森林 上 / 感想・レビュー

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青乃108号

このシリーズを読み込むにはかなりの気力と体力が必要になるので機が熟すまで待っていたのだが、なかなかその時はやって来ず気ままに他の本をあれこれ読んでいるうちにかなりの時間が経過しようやく機が熟したので読み始めたがやはりかなりの気力と体力が必要だった。冒頭に蟻が登場するがあたかも俺がその蟻そのもののような些末な存在である事を認識させてくれる本。そしてやはりとてつもなく面白い。これからさらに想像を超えて面白くなりそうなところでこの巻は終わる。

2022/10/19

パトラッシュ

確実な敗北まで4世紀という長い年月を送らざるを得ない人類のあがきが第二部のテーマか。上巻は味方も欺いて侵略者への反撃計画を立てる面壁計画と<智子>を送り込み地球を監視する三体文明の頭脳戦が中心。絶望に押し潰されそうな現実を前に希望をつくらざるを得ない政治的ピエロの姿は痛々しいが、実際のストーリーは何を考えているのかわからない学者の羅輯とたたき上げの強さしか信じない警官である史強のコンビと、沈着冷静が服を着たような宇宙軍軍人章北海の動きだ。そこに隠された謎への興味がページをめくる原動力となる。(下巻へ続く)

2020/07/08

absinthe

面白かった。発想が豊かでアイデア盛りだくさんだ。地球規模の戦い、陰謀、それから愛。様々な要素が詰め込まれて飽きさせない展開。三体艦隊は以前地球を目指している。地球は面壁者4人を選び、対応策を考えるが。アメリカ、イギリスの知性溢れる面壁者と違って主人公はどこかうつけ者。うつけ物が最後に地球を救う展開か?この先も目が離せないなぁ。智子(”ソフォン”)が日本では”ともこ”という女性名になると本家が書くとは…想定外だった。銀英伝やアシモフの『ファウンデーション』が引用されてSFファンの心をくすぐる?

2021/01/19

まちゃ

「三体」三部作の第二部。地球文明よりはるかに進んだ技術力を持つ三体文明の千隻を超える侵略艦隊の太陽系到達まで四百数十年。未曾有の危機に直面した人類は、国連惑星防衛理事会(PDC)を設立して宇宙軍を創設する。そして、三体文明が送り込んだ陽子コンピュータ(のようなもの)・智子(ソフォン)によって全ての活動を監視されている人類は、「人間の思考」による戦略意図の隠蔽を目的として4人の面壁者に莫大な権限を与えて「面壁計画」を実行する。上巻は、危機発生からの混乱の20年。やっと盛り上がってきました。この勢いで下巻へ。

2020/08/18

旅するランナー

さすが中国SFだけあって、三体艦隊が地球へ攻めてくるのが400年後という壮大なお話になってます。でも決して悠長なことはなく、対抗案を思考する4人の面壁者による進展は切羽詰まったものがあり、ドキドキワクワクします。もし時間が勿体ないのなら、ワープか冷凍処置を施した気分になって、プロローグと第二部「呪文」の天文学者ルオ·ジーのパートだけ読んでも構わないかもしれません。

2022/05/12

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