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アガサ・クリスティー失踪事件

アガサ・クリスティー失踪事件

アガサ・クリスティー失踪事件

作家
ニーナ・デ・グラモン
山本やよい
出版社
早川書房
発売日
2023-04-25
ISBN
9784152102294
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アガサ・クリスティー失踪事件 / 感想・レビュー

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ぐうぐう

アガサ・クリスティーが1926年の12月、失踪事件を起こしたものの、アガサ自身が失踪期間のことを一切話さなかったため、事件の真相は今も藪の中だ。その11日間の空白に、たっぷりの想像力を込めて描いたのが本作。度肝を抜かれるのが、語り手として抜擢されたのがアガサの当時の夫であったアーチーの愛人・ナンである点だ。失踪のきっかけともなったと言われる愛人の視点から物語を綴るという、なんとも大胆な設定。「わたし自身のいない場所で起きたことをわたしが語っても、それを信用してもいいものかどうか、(つづく)

2023/08/17

スイ

わーーー良かった!! 未だに謎に包まれたアガサ・クリスティーの失踪事件を下敷きにしたフィクション。 もっとワイドショー的なものを考えていたのだけど、一人称がアガサが失踪するきっかけになる夫の愛人、というところでまず、おっ、となり、その視点が早々に一人称ではあり得なくなっていくところでまた、おっ、となる。 次第にわたしたち、の話になっていき、最高潮に達する4人のひとときがたまらなく切ない。 前半は少しまどろっこしくも感じたが、次第に目が離せなくなった。 ラストもこう来たか、と。 フィクションであることを

2023/06/03

一柳すず子

アガサクリスティーの知名度を使ってロマンス小説書きました的な内容。実在の愛人をここまで創作していいものなのかな。未婚の母が入る修道院は過酷だけど最も残酷だったのはフィンバルの親では?

2023/08/06

おーね

アガサ・クリスティーが行方不明になっていた事を夫の愛人の物語と合わせて、えらく大胆につなぎ合わせたものです。なるほどこう来るかと思いました。

2023/07/08

しのぶ

その昔に映画かドラマを見たような記憶がうっすらあるだけで、ほぼほぼ知識がない状態で読みました。設定はいい。文句なしにおもしろかった! でも、語り手が知らないはずのことを当たり前に語っているのがどうしても違和感。『マグダレンの祈り』も読みたい(観たい)けど、精神的にかなりキツそう。『1793』からの三部作を思い出してしまいました。

2023/06/13

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