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トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

作家
ガブリエル・ゼヴィン
池田真紀子
出版社
早川書房
発売日
2023-10-06
ISBN
9784152102737
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トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー / 感想・レビュー

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starbro

ガブリエル・ゼヴィン、2作目です。本書は、急成長するゲーム業界のクロニクル男女の恋愛友情物語の佳作でした。 100万部超のベストセラーになるのも納得です。 本書で、S●Xとゲームに共通点が多いのを知りました。 私は、両方共卒業していますが(笑) https://www.hayakawabooks.com/n/n151444124a73

2023/11/17

りんご

セイディ♀サム♂、そしてマークス♂をじっくりじっくり描写していく。時系列が飛ぶので、理解するまで少し時間がかかるが、その書き方をすることで登場人物になってしまう。人の思考ってあっちに行ったりこっちに行ったりするじゃん。だから悲しい事件が起きた時にはすごくダメージを負った。そこでエミリー・ブラスターは卑怯だ。 頭の ぴゅん なかで ぴゅん 葬儀を ぴゅん 感じた 人生はゲームだ。残機があるならリスポーン地点から再開だ。残機がないならニューゲームに挑むのも良い。これはどんどん読まれる本でしょ?

2024/01/18

ヘラジカ

文学とゲーム、交わることの少ない二つが深く結びついた魂の傑作。ゲーム(特にインディーズの)をこよなく愛する自分にとっては、最高を超えた特別な小説になった。この”不平等”な現実世界、そして人類が発明した究極の娯楽、その両方のプレイヤーだからこそ心の芯に共鳴するものがあったのだろう。素晴らしく面白い物語にとどまらず、他者との関係、人種や性別、過去や自我というしがらみに囚われながら生きることを描いた現代文学でもある。数年に一作、自分のために書かれたと思わせてくれる小説に出会うことがある。この傑作は正しくそれだ。

2023/10/07

セロリ

サムとセイディとマークスと"ゲーム"の物語。サムとセイディの子ども時代の出会いから、訣別までの序章はとても良かった。再会後、サムはセイディを誘って大学生でありながら一緒にゲームを作ることする。そこにサムのルームメイトのマークスが加わり、会社を立ち上げ成功する。中盤は、サムとセイディの仲違いの話が続く。2人とも本心を言わないから拗れてしまうが、そこが人付き合いの下手な天才ふたりの特性か?また物語の中で、人種差別や女性蔑視の社会がとても自然に描かれていてハッとする。後半のマークスの章が最高に良い。お勧め本だ。

2023/12/17

本の蟲

べらぼうに面白い小説であり、正直感動してしまった。幼い頃病院の待合室で、共にスーパーマリオブラザーズを遊んだサムとセイディ。偶然再会したセイディから、大学のゼミで作ったというゲームを渡されたサムは、プレイするや一緒にゲームを作ろうと彼女を誘う。苦心の末完成したゲームは大ヒットするが、会社が大きくなるにつれ徐々に二人はすれ違うことが多くなり…。芸術性か売上か。新タイトルか続編か。世間の認知とクリエイターとしてのプライド。ゲーマーでなくとも詩・文学・創作活動、そして人生との向き合い方に心揺さぶられる傑作。(続

2023/10/25

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