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ChatGPTの頭の中 (ハヤカワ新書 009)

ChatGPTの頭の中 (ハヤカワ新書 009)

ChatGPTの頭の中 (ハヤカワ新書 009)

作家
スティーヴン・ウルフラム
Stephen Wolfram
稲葉 通将
高橋聡
出版社
早川書房
発売日
2023-07-19
ISBN
9784153400092
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「ChatGPTの頭の中 (ハヤカワ新書 009)」のおすすめレビュー

ChatGPTがどう機能しているかは未解明!? 生みの親が「最高の解説書」と絶賛した一冊

『ChatGPTの頭の中』(スティーヴン・ウルフラム:著、稲葉通将:監訳、高橋聡:訳/早川書房)

 最近話題に上らない日はないChatGPT。これは何をしていて、どのようにして機能しているのか? イギリス出身の理論物理学者でソフトウェア会社ウルフラム・リサーチ社CEOのスティーヴン・ウルフラム氏が自身の見解を綴っているのが『ChatGPTの頭の中』(スティーヴン・ウルフラム:著、稲葉通将:監訳、高橋聡:訳/早川書房)。ChatGPTの生みの親であるサム・アルトマン氏が「最高の解説書」と評している一冊です。著者は2016年のSF映画『メッセージ』で異星人の文字言語の解析や恒星間の航行に関する描写の科学考証も担当していて、「言葉が生まれるメカニズム」の未知なる点に、世界トップレベルで精通している1人といえます。

「Generative Pre-trained Transformer/生成的な事前訓練を行ったトランスフォーマー」(「トランスフォーマー」はGoogleが2017年に発表した深層学習モデル)という名が示す通り、ChatGPTは事前に「訓練」を行…

2023/8/7

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ChatGPTの頭の中 (ハヤカワ新書 009) / 感想・レビュー

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まーくん

"ChatGPT"この言葉は去年まで見かけなかった。今年になって突然、世の中に現れ持てはやされている。与えられたテーマについて、大変もっともらしい、人間が書いたような文章を作り上げる。生成AIというらしい。で、どうして、そんなことが出来るのか説明しているらしいので読んでみました。でも、良く理解できず、途中から流し読み。予備知識なしに最初から奥の院、頭の中を知ろうとしたのが心得違い。まずは自分の頭の中から。『Newton』でも読んで勉強し、顔を洗って出直そう。

2023/09/08

harass

気になっていた本。著者はAIなどで有名な人らしいがまったく知らんかった。ChatGPTはどうやって動いているかを解説。途中までの文章でも「次に続く単語はなにか?」を推察しているだけだという。複雑なことをやっているようにみえていた人間が文章を書くことは、「計算処理的に浅い」と考えて良いとのこと。まあ限界はあるのは確かなのだが。正直新書として非常に薄く読み物として不親切であるが、生成AIに関心があるなら。

2024/03/27

塩崎ツトム

内容はとても難しい。著者が「ChatGPTそのものが何かを理解したりしているわけじゃない!」と言っているのはわかるけど、「その理由は○○で、この仕組みはかくかくしかじかで、さらに何々をしていることで自然な文章を……」と説明しているところからわからない。ぼくにリテラシーがない。

2023/08/19

Atsushi Kobayashi

あんまり素直に入ってこないのですが、ところどころ、なるほど~があります。 不明な点は不明と記載しているし、まだまだ発展する分野だということがわかります

2023/09/20

逆丸カツハ

ところどころわからないところがあったが、非常に面白く読ませてもらった。基本的にLLМは確率的に次の単語を予測するのであって論理に基づいて文を作成するのではない。形式論理学の成果の結晶である計算機がニューラルネットワークを構成することで、統計的な確率を用いて、結果的に言葉を論理で処理しなくなるというのは驚きだ。統計的な次の単語の予測から、論理による予測の間には、ヒュームの言うような問題、相関関係から因果関係の推測への跳躍と同様の困難が存在しているのではないかと思った。

2023/12/30

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