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Phantom

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作家
羽田圭介
出版社
文藝春秋
発売日
2021-07-14
ISBN
9784163913971
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Phantom / 感想・レビュー

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starbro

羽田 圭介は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 最初面白く読み始めたのですが、最後失速、ロールスロイスファントムほどの安定した走りはありませんでした。 多少美人でも、全てを年5%の複利計算する女とはつきあいたくありません(笑) httpshttps://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163913971

2021/08/07

美紀ちゃん

華美は、株での収入があり、目標は5千万円貯めること。彼氏の直幸は、それを無意味だと思っている。彼が意味のあるものだと思っているのは「シンライ」で、それは宗教じみていた。ムラというコミュニティ活動にのめり込みすぎている。今やりたいことを優先すれば良いのではないかと思う。2人の考え方は極端だったが、やりがいが感じられることをしたらいいと思う。皆でなにかをやろうとして話したりするのは、楽しい。それでいいと思う。やりたいことを叶えるために必要なことは時間なのか?お金なのか?を考えさせられた。

2021/08/09

かずー

生活費を節約し投資に夢中になる華美。一方彼氏は浪費家。その彼氏が怪しいコミュニティにはまり大騒動に。私も投資をしているので華美の気持ちがすごく分かる。今現在のためにお金を消費するのも大事であるが将来のお金はもっと大切だと思う。

2021/08/24

こなな

明日よりも昨日よりも今日が大切、今日を精一杯誠実に生きなきゃ明日はないんだ、続かないと感じた。直幸さんを助けに行ったとき、もうEndに近づいていたからどんなふうに助けるのか興奮した。300万使ったわけだけれども後悔はなく、達成感があったと思う。惑わされないように思慮深く生きていくには、倫理観、知識が必要だ。そして一呼吸おき即座に安易に決定しない。自己批判をさせるとは虐待にも繋がる。睡眠を減らして運動をさせ興奮させて自分を無くさせる。これからも今もそういうことをしている人、団体がいるかもしれない。悍ましい。

2021/10/03

kei302

淡々と冷静に綴られているのに、やたら吸引力がある。緻密というか、 2.5次元の使い処とか米国企業から搾取されている現状とか、ここで傭兵!とか。羽田圭介さすが巧いなぁ…と思い知らされた。投資をする華美、「シンライ」を拠り所にする直幸。どちらも実体を伴わないものに思えるのだが、250万円(実際にはもっと多かった)を出す決意をしてからの華美の変化は格好良かった。「昔あったことを知らない人たちが それを新しいものと思い込んでいる」それが大衆というものなのですよ。

2021/08/08

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