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夜叉の都

夜叉の都

夜叉の都

作家
伊東潤
出版社
文藝春秋
発売日
2021-11-22
ISBN
9784163914671
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夜叉の都 / 感想・レビュー

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starbro

伊東 潤は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。北条政子は、来年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人』の小池栄子ではなく、『草燃える』の岩下志麻のイメージ(夜叉にぴったり)で読みました。北条氏の体の良い権力争奪のような気もしますが、本書の内容が史実に近いとすると、夜叉にまでなった北条政子は、武士の棟梁の鏡、鎌倉幕府の礎です。 私は、『鎌倉殿の13人』を観ることを予定しています。 https://books.bunshun.jp/articles/-/6737?ud_book

2021/12/08

とん大西

全ては鎌倉を守る為。夜叉となり、夜叉を貫いた尼将軍。北条政子の王道といえば「草燃える」の原作で永井路子さんの「北条政子」と「炎環」。その骨太な業が名作中の名作。本作は主人公政子より執権・義時に焦点があたっていたように思います。大河ファンとしては嬉しい限りですが。…それにしても、彼らの謀略の凄まじさよ。源氏も北条も骨肉相はむ鎌倉の府。比企や梶原の討伐も、頼家更迭、時政追放も…やむにやまれず謀りに謀る。愛憎の愛さえ朧となる。頼朝逝去後の鎌倉殿の13人。常時傍らに座していたのはお袋様政子。…やはり、業の人です。

2021/12/17

パトラッシュ

夫の頼朝が築いた東国武士の政権を受け継ぐ力量が息子にないと悟った時、政子の絶望はいかばかりだったか。そのため有力御家人による合議制で武士の府を支えようとしたのに、権力欲に狂った武士たちは権謀術数と殺し合いに明け暮れた。血を分けた息子や孫や甥までも次々と権力抗争の犠牲となり、遂には治天の君たる後鳥羽院攻撃の先頭に立つ。そこまでして必死で戦ったきた果てに、自分に夜叉になれと求め続けた弟も権力の私物化を図るのを知った政子は本物の夜叉と化す。女であることを捨てる覚悟を定めた政子の怖さが炸裂する終局は思わず震える。

2021/12/17

のぶ

伊東さんの新刊は良かった部分と、残念な部分が混じりあった感想になった。良かったのは、鎌倉幕府の時代背景がとても詳細に描かれていた事。北条政子は源頼朝の正室。頼朝は開府して数年で落馬が原因で命を落とす。その後、頼家の時代に入り、その次、実朝の時代となって行くが、その経緯や背景が北条政子の視点から分かりやすく記されていた事。残念だったのは、本の帯に北条政子を描くとあったが、人物造詣があまりできておらず、傍観者に過ぎなかった事だった。「修羅の都」の続編として続けて読むと楽しめると思う。

2021/12/09

ケンケン

(649冊目)2022年の読了一冊目。 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』予習の為、読み始めたが…幕府存続の為とはいえ、これほどドロドロとした内部抗争の数々が繰り広げられていたとは無知な分、興味深く読むことが出来ました。 果たして、ドラマはどのように描かれるのか注目して観てみたいと思います。

2022/01/04

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