音楽と真摯に向き合うが故の葛藤…芥川賞作家・高橋弘希の新境地、圧巻のバンド小説 音楽は奇跡だ。突き詰めれば突き詰めるほど、正解はどんどん分からなくなる。音楽を生業とする者たちは、常にそんな悩みを抱え続けているのだろうか。 『音楽が鳴りやんだら』(高橋弘希/文藝春秋)は、『送り火』(高橋弘希/文藝春秋)で第159回芥川賞を受… もっと見る