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イーロン・マスク 下

イーロン・マスク 下

イーロン・マスク 下

作家
ウォルター・アイザックソン
井口耕二
出版社
文藝春秋
発売日
2023-09-13
ISBN
9784163917313
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イーロン・マスク 下 / 感想・レビュー

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パトラッシュ

(承前)生きるための処世術なぞ知るかと驀進するマスクは、政治までも振り回す。NASAの規則を無視したロケットを打ち上げ、ロシアに攻められたウクライナに大量のルーターを提供し、陰謀論に加担する意見を公表するのだから。「平穏な日が続くと苛立つ男」がツイッターを買収したのも、株で得た金で面白いことをしたかっただけかも。おかげでテスラの株価は、1年で200㌦以上乱高下する有様だ。金儲けは抜群にうまいが極限のエゴイストが演じる活劇から、世界は目を離せない。彼が関わったためAIの未来がどう変わるか、想像するのが怖い。

2023/10/22

ねこ

イーロン・マスクはスペースX、テスラ、ザ・ボーリングカンパニー、ニューラリンク、Twitter改めX、X・AIと6社を経営する大金持ちである。映画のアイアンマンのモデルでもある。とにかく破天荒。彼の会社で働きたいとは思わないけど、彼のなすべき事は大抵素晴らしい。たまにダメな事もするけれど…。私が一番興味があるの人型アンドロイドのオプティマス。テスラの自動運転でのリアルデータとTwitterでの人の心の模倣をAIに組み込み人型汎用人工知能はそんなに先の未来ではなく出現しそう。値段は300万程で作るんだって。

2023/11/13

Sato19601027

「シュラバ」という命令で、従業員に狂ったような労働を強要し、自分の時間を犠牲にして、SFの世界を現実化する男の物語だ。イーロン・マスクの夢は、火星を開拓することとAIによるロボタクシーを普及させること。たった30年で、大量の衛星による情報のやり取りを可能にし、AIによる電気自動車の試走に辿り着いた。買収したツイッターでは、文明を維持するために言論の自由を実現しようと考えている。当面の目標は、火星まで行けるロケットの開発と邪悪なAIの排除だ。イーロンの息子「X」は、本当に火星の住人になるかもしれない。

2023/10/16

PEN-F

下巻はやはりというべきか、Twitter買収からその後の動向にかなりのページが割かれていた。印象的には科学技術者のイメージが強いマスク氏にとっては、もはや浪漫レベルの壮大な目標に向かって突き進めるスペースXやテスラ、ニューラリンクのほうが、死にそうな程の苦難と対峙しながらも生き生きとしているようにも思える。対してTwitterでの舵取りはかなり窮屈そうな印象を受けた。そして傍若無人なマスク氏の暴走を日々目の当たりにする側近たちに太田胃酸を贈りたい。

2024/03/16

Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】

時間がとれそうにないので、読まずに返却しようと思ったのに、パラパラ拾い読みだけでも面白く、1時間くらいかけてざっと目を通した。これだけの成功を得て、世界一のお金持ちになってなお、子供のころの心の傷は癒えず、それがクレイジーなほどに働く理由のひとつでありそうなこと。希代の人物であることに疑問の余地はないが、立派な人物というのではなく、またイーロンマスクとして生きていくことの大変そうなことが印象に残った。下巻はツイッターの買収やビルゲイツやジェフベゾスとの絡みなど興味深いエピソードが満載です。

2024/01/14

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