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グローバリズムが世界を滅ぼす (文春新書)

グローバリズムが世界を滅ぼす (文春新書)

グローバリズムが世界を滅ぼす (文春新書)

作家
エマニュエル・トッド
柴山桂太
中野剛志
藤井 聡
堀茂樹
ハジュン・チャン
Emmanuel Todd
出版社
文藝春秋
発売日
2014-06-20
ISBN
9784166609741
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グローバリズムが世界を滅ぼす (文春新書) / 感想・レビュー

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壱萬弐仟縁冊

冒頭から結論:エリートの甚だしい劣化(3頁)。藤井教授は、グローバル資本主義を倫理の問題として捉えることもできると指摘する(32頁)。日本の真の問題は出生率低下(42頁~)。その原因は家族制度の崩壊ではなく、家族を重々しく考えているから(45頁)。トッド先生「国家の多様性とグローバリゼーションの危機」(125頁~)。教育や文化、家族システムがグローバリゼーションの深い部分を動かしているという。そのラディカルな変化に注目して単なる政治経済の次元の変化ではないと自覚することが重要だと思った。

2015/11/09

Y2K☮

2014年の本。トッドはグローバリズムの旗手である英米からその脱却への流れが始まると予言。実際英国はEU離脱を決め、保護主義のトランプが大統領に。中国とドイツは近隣諸国を食い物にして一人勝ち。大企業は目先の利益だけを求め、内部留保を従業員ではなく株主へ回し、タックスヘイブンで課税回避。なのに日本政府は法人税を下げ、消費税を上げる。故に輸出が増えて株価やGDPが上がっても庶民は苦しいまま。雇用不安定→支出控え→デフレ→利益減収。少子化や進学率低下まで招く新自由主義は経済だけでなく教育や安全保障でも時代遅れ。

2016/11/15

シュラフ

中野剛志の舌鋒が鋭く、目からウロコが落ちた。グローバリズムのイデオロギーを支えるのは新自由主義。新自由主義とは保守のこと・・・と思っていたのだが、とんでもない勘違い!保守の思想とは、歴史的に形成された伝統的な共同体を尊重する考え方。これに対して新自由主義の思想は、グローバリズムによって各国固有の文化や伝統的な生活様式を崩壊させかねないもの。本来的には保守と新自由主義の思想は相いれない。新自由主義と結びついたことで保守は死んだという。新自由主義とは統治の放棄。エリートの劣化が新自由主義をはこびらせたという。

2015/10/30

みずあさぎ

盛んに言われている「グローバル化」、その危険性をいくつもの例を挙げてまとめられた著書。世界が開かれるというグローバリゼーションは、一見人々の役に立つかに思われる。けれどリーマンショックのように、一地方でのショックが開かれた世界全体に及ぶという危険性もはらむ。グローバル化と兄弟のような存在である新自由主義もまた同じで、経済の自由化が経済活動を活性化させるのは実は幻想。道路の通行ルールや信号などがあるからこそ、逆に車の通行はスムーズになるように、経済活動にとっても自由にするよりルールがある方がうまくいく。

2019/07/09

さきん

グローバリズムの問題点に私たちはもっと気づかないといけません。急激な状況変化は、社会を不安定化するのは、火を見るよりも明らかです。グローバル化を政府は推進するのではなく。ブレーキをもっと多用すべきです。

2015/07/04

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