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民王 (文春文庫)

民王 (文春文庫)

民王 (文春文庫)

作家
池井戸潤
出版社
文藝春秋
発売日
2013-06-10
ISBN
9784167728069
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民王 (文春文庫) / 感想・レビュー

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zero1

漢字が読めない首相いたよね!大臣の酩酊会見も。女性問題により69日で終わった人も。政治家は何のため存在する?党や自分の当選が大事?池井戸が描いたのは銀行や中小企業ではなく政治。武藤泰山は首相の椅子を手に入れたが息子の翔と入れ替わってしまう。翔は国会に、泰山は大学へ。ご都合主義だがバナナなどコミカルに描いているため軽く読める。「リアリティーがない」と批判する議員がいたら疑うべき!「総理にされた男」(中山七里)と似た作品。「君の名は。」とも。国民とマスコミは何が大切か見極めろ!安倍首相はアッキーと入れ変わる?

2019/08/11

抹茶モナカ

総理大臣とその息子の人格が入れ替わってしまうエンターテイメント。ユーモアたっぷりの描き方で、読んでいて、笑ってしまう箇所もあった。いつもの勧善懲悪路線とは、少し違ったのも、良かった。人格の入れ替えには、巨大な陰謀が絡んでいて、総理大臣と息子以外にも、入れ替わっている組み合わせも出て来て、そこが目新しかった。まあ、基本は、交換した役柄をこなそうと、あくせくするお決まりのパターンなんですが、それなりに楽しめました。

2015/06/04

れみ

総理大臣とその息子が緊急事態に巻き込まれるお話。コメディタッチで描かれているのもあって、今まで読んできた池井戸潤さんの作品とはかなり違う印象だったけど、可笑しいところや爽快なところがたくさんあり、感動したし面白かった。

2013/10/26

ミカママ

コレ、作家名隠されて読んだら、たぶん池井戸さんだってわからなかったと思う。いや、東京第一銀行出てきてたか(笑)。傑作政治経済エンタメであると共に、池井戸さんの怒りがいたるところに垣間見られて、それが楽しかった。彼の怒りはイコール日本国民の怒りでもあるんだろうけど。ラスト大団円なのも、後味よろしい。たまたまドラマのDVDあるけど、そちらは観ないかも、です。

2015/10/31

W-G

これは初読。完全SFな基本設定と、それが許容されるだけの、お気楽ムードの作品であることはなんとなく感じたので、今まではあまり興味が沸かなかった。実際に読むと、思った通りのコメディタッチでありながら、他の先品にも通底している、真っ直ぐな心持ちの清々しい人間模様が随所に見られて、きちんと楽しめた。しかし政治家の話だけに、この物語の一幕だけを切り取って、泰山や翔が真人間になったと判断出来ず、この先の読めない結末次第では、いくらでも茶番と化す内容。その辺を敏感に感じる人には、イマイチと断ぜられてもおかしくない。

2019/09/06

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