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うつから帰って参りました (文春文庫 い 77-1)

うつから帰って参りました (文春文庫 い 77-1)

うつから帰って参りました (文春文庫 い 77-1)

作家
一色伸幸
出版社
文藝春秋
発売日
2009-10-09
ISBN
9784167773182
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うつから帰って参りました (文春文庫 い 77-1) / 感想・レビュー

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マサキ@灯れ松明の火

「うつから帰って参りました」…一色先生…「うつは心のがん」という言葉には共感出来ますが…先生…「うつ」以前に「完璧な薬物中毒患者」ではありませんか!?「薬物中毒」が酷くなった結果の「うつ」なのでは……「うつ」=「薬物中毒」ではないのですが……

2013/10/19

はやしやもり

水道橋博士が動画でおすすめしていたのでなんの気無しに読んでみたけど、とても面白かった。バブルの少し前から第一線で脚本家としての仕事をしてきた人の半生の話。著者さんの名前は意識しなくても、「僕らはみんな生きている」や、「七人のオタク」など、ずっとその創作物を通って育ってきた。映画版はもちろんのこと、「僕らは」に関しては山本直樹さんの漫画もすごく好きだったので、一色さんが原作と知って驚いた。読んでよかった。

2023/07/28

うたまる

タイトルは「うつ」だが、中身はそれよりも「薬物中毒」と「脚本家としての業績」が中心。文中、自身の作品からの引用が多いが、私は有名どころを含め一つも観ていない。それは著者の一連の作品がみな薄っぺらく安っぽいから。行ったことのある海外の地名を無駄に数え上げ、パリの良さを通ぶって語るところなんかは、まさにバブル親父。そういう感性が嫌いなので避けてきたのだ。うつとスキルスを経て死に向き合ってからは、少し深みのある話になってくる。それまでは軽いトークと笑えないジョークに我慢我慢。

2013/04/07

yori

★★★★☆ 人気脚本家なだけあって、繊細な感覚と表現に引き込まれました。映画やドラマのセリフの中に著者の思いが込められているのを知りました。確かに改めて読むと何か心に残る感じがあります。ひどい薬物(合法)中毒状態だった期間が長く、読んでるこちらも本当に回復するのだろうか、、、と思ったけど、うつは治る、んですね。

2011/10/07

鈴木誠二

ずっと読むかどうか迷っていた作品。「うつ」状態の描写や心理的葛藤などは、脚本作品が大好きだったこちらの心に刺さってきますね。語り口がとても上手いだけに「うつで苦しんでいる君たちも頑張れよ」とも読めてしまうところが、20年近くうつと付き合い続けている自分には、ちょっと辛くて苦いが良本であったことは確か。

2019/12/14

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