KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

人生を変えた時代小説傑作選 (文春文庫)

人生を変えた時代小説傑作選 (文春文庫)

人生を変えた時代小説傑作選 (文春文庫)

作家
山本一力
児玉清
縄田一男
出版社
文藝春秋
発売日
2010-02-10
ISBN
9784167773472
amazonで購入する

人生を変えた時代小説傑作選 (文春文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

佐々陽太朗(K.Tsubota)

記録によると2010年に読んでいる。もう13年ちかく経っているが読んだことを忘れていた。ということはどうやら私にとって「人生を変えた」というほどのインパクトがなかったらしい。とはいえ選者が私が敬愛する山本一力氏、児玉清氏、縄田一男氏、収められた六作品はすべて素晴らしいものでした。最も衝撃を受けた作品は『佐渡流人行』(松本清張:著/山本一力:選)でした。男の嫉妬の恐ろしさが描かれて秀逸なのはもちろんだが、美しさ、愛らしさの裏にある女の底知れない恐ろしさが描かれている。これは若いうちに読むと良い小説です。

2023/06/07

Tadashi Tanohata

「日本人はもっと時代小説を読むべし」を再認識する。現代人には持ち合わせがない感覚や思慮を、現代人が時代小説を読むことで、そのパーツを埋めるべく、勝手に創造する、これがいいんですよ。それにしても、この6作はやばい。国定忠次から赤穂浪士まで登場しますが、もっと凄いやつが登場しますよ。これがやばい、ご堪能あれ!

2018/03/01

ともとも

人間の怖さと弱さといった負の部分、そして強さと美しさ、温かさなどの正の部分が、リアルな世界観と相通ずるものがあって、いささかすえ恐ろしさ、温かさや綺麗さで気持ちが和らいでいく。 それがかえって、読み手の生きていくうえでの教訓というか、強い説得力を感じてしまい、生きている実感と自分らしく生きていく勇気を与えられました。 時代小説の魅力を感じながらも、選者の山本一力さんや本書の作家さんの作品だけでなく、より多くの時代小説を読んでみたい、そして自分なりの時代小説を見つけらたらと思ってしまいました。

2015/01/25

たらちゃん

児玉清さんが選者だったので手に取りました。初めての五味康祐、山田風太郎、池宮彰一郎各氏。松本清張氏の時代小説も初めて。地の底から沸き起こるような圧倒的な力。男の世界。邪魔しないように気を引き締めて読ませて頂きました。人はこんなに真摯に生きることもできるのか。私は…

2017/04/10

佐々陽太朗(K.Tsubota)

「人生を変えた」とは些か大げさかと思うが、それぞれ珠玉の短編ばかり。「読まずに死ぬのはもったいない」と言っておきたい。

2010/09/09

感想・レビューをもっと見る