旬を楽しむ 日めくり七十二候 (文春文庫 し 58-1)
旬を楽しむ 日めくり七十二候 (文春文庫 し 58-1) / 感想・レビュー
みち
1月1日から12月31日までのその日にまつわる習わしとか行事とか季節の風景とかを紹介している。なんとなく、日本という国に生まれてきて良かったなと思えた。これから毎朝、その日の項目を読んで、一日一日を大事に過ごしたいと思った。
2016/01/06
おとん707
1月1日から始まり日捲りのように読む本。立春、立夏、立秋、立冬の四立と春分、夏至、秋分、冬至の四節を合わせて八節。それを含む1年を24に分けたのが二十四節気で、さらに夫々三等分したのが七十二候との事。旧暦がベースだがそれを新暦に当てはめて1日ごとに話題を提供するのがこの本の趣旨。ただ、その日固有の話題はあまりなくてその時候の話題を取り上げている日が多い。その日固有の話題を期待した私にはちょっと物足りなかった。とはいえ毎日寝る前に読んで季節の移ろいを想うのも悪くない。それにしても1年が過ぎるのは早いものだ。
2023/12/31
ポメ子
1日一語、季節の言葉が記されている。 大晦日の今日は、残り少ないカレンダーについての内容。 「古暦、暦果つ」などというみたいで、つくづく日本語の美しさを感じた。
2019/12/31
yumicomachi
366日、1日1ページの日めくり感覚の季節の本。購入したのは二年半ほど前。折につけてその時々のページを開いては楽しんできた。これからもそうするだろうから、なかなか「読了本」とはしにくいのだが、大部分は読んだはず。俳句などに今も生かされているいわゆる二十四節気、七十二候の暦の説明にとどまらず、各地の行事や風物、お祭り、ならわし、旬の食べ物や、動植物、短歌や俳句などが紹介されていて、コンパクトながら豊かで奥深い内容となっている。川原真由美によるイラストも具体的でかわいらしく、心がなごむ。2015年12月刊行。
2021/08/07
Baku73
今日はこんな日かぁ。こんな習わしから、今の習慣となったんだなぁ。とか、そんなことを毎日1ページずつ読み、僅かな時間だけれど、ゆったりとした心持ちになれる本。
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