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サンマの丸かじり (文春文庫 し 6-88)

サンマの丸かじり (文春文庫 し 6-88)

サンマの丸かじり (文春文庫 し 6-88)

作家
東海林さだお
出版社
文藝春秋
発売日
2016-12-01
ISBN
9784167907556
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サンマの丸かじり (文春文庫 し 6-88) / 感想・レビュー

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s-kozy

天才・東海林さだお先生の丸かじりシリーズ、椎名誠さんの解説には三十六弾とある。すごいですね、面白いですねぇ、相変わらず腹が空きますねぇ。西荻にあるパイナップルラーメン、食べに行かなくちゃ。「パパパパパイン」は2011年6月に開店か、まだ営業しているかな?本巻の最爆笑エッセイは「『引っくり返せッ、豚肉!』」になります。もちろん、「この『なります』は、レストランのおねえさんが、『こちら、スパゲティ・ナポリタンになります』の『なります』と同じ『なります』になります」(100頁・「カラスミを作ろう」より)。

2017/01/14

Shoji

グルメ紹介でもなければ、食レポでもありません。 庶民が普通に食べる食材や料理を愉快なタッチで綴っています。 肩肘張らずにざっくばらんに読めました。 楽しかった。←決して「美味しかった」ではない

2016/12/06

ユメ

東海林さだおさんの丸かじりシリーズは、敬愛する平松洋子さんが絶賛していてずっと気になっていた。こんなに面白いエッセイを今まで読まずにいたなんて。シリーズ一作目からリアルタイムで追いかけられた人が羨ましい。日本の食文化をつぶさに観察したエッセイ。目のつけどころがユニークで、少年のような好奇心が凄まじい。日本人なら必ずどこかに「あるある!」とお腹を抱えるポイントがあるのではと思うほど。冷やし中華=「七人の侍」説など、独特の擬人化に目から鱗。噛めば噛むほどスルメのように味が出るこのシリーズを「丸かじり」したい。

2018/02/25

kayak-gohan

このシリーズを知ったきっかけは演出家の友人が毎回朗読会で読んでいること。食べ物や食べることに関して、やってみたいけどできないこと、わかっているようで実はよくわかっていないことを作者独自の視点で解剖。薀蓄を傾けるのでもなく、旨い不味いをあげつらうものでもない。読んでいて「あるある感」と「実は俺も同類という安心感」がユーモラスに感じ取れる。味付け海苔にたっぷり含ませた醤油がアツアツのご飯に沁みる様子など、さすが東海林先生よくわかっていらっしゃる(笑)

2018/07/08

Pー

東海林さんの本はやっぱり手にしているだけで楽しいな~。表題の「サンマくん」のお話しもテレビの料理番組から始まって東海林さんのサンマ焼き挑戦記から「尾頭つき」へと続く。魚の「お頭」についての考察から「鰯の頭も信心から」へと我が国の信仰心までお出まし・・・。東海林さんの好奇心と深い思考からこの「丸かじりシリーズ」は単なる食のエッセイに留まらず宗教学・自然科学・動物行動学へと深化するエッセイであるかも・・・なんて、解説の椎名誠氏は宣うのであった。。。

2017/04/20

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