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竈河岸 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)

竈河岸 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)

竈河岸 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)

作家
宇江佐真理
出版社
文藝春秋
発売日
2018-10-06
ISBN
9784167911522
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竈河岸 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫) / 感想・レビュー

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

髪結い職人の伊三次と深川芸者・お文の恋から始まった物語は、いつしか伊三次が仕える北町奉行定廻り同心の不破友之進とその妻・いなみの物語になり、さらにその息子・不破龍之進とその妻・きいの物語になり、さらに不破友之進の娘・茜と伊三次・お文の息子・伊与太の物語となった。伊与太、友之進、きい、茜がどのような人生を歩むのかをもっと読みたかったのだがそれも叶わない。残念だが本作が未完の最終巻と了見するほかない。人とは、人の人生とはそのようなもので、一人ひとりの人生はけっして完結することのない物語だ。

2019/05/29

ふう

20年近く続いたシリーズの最終巻。物語の中で、登場する人々も歳を重ねました。結婚し、親になり、祖父母になり…。日々の暮らしに起こる悲喜こもごものできごとに変わりはないけど、受けとめる側の心の持ちようは歳とともに変わっていきます。九つの物語はどれもめでたしめでたしの終わりではありません。やりきれなさも残るけど、その中でも少しだけ救いを見つけて折り合いをつけるしかない、人々のささやかな知恵で締めくくられています。悪は許せないけど人の弱さは許してあげよう、助けてあげよう。その方が自分も生きやすいから。物語の→

2019/09/21

えむ女

とうとう伊三次シリーズの最後の本も文庫化されこれで宇江佐さんの新刊はもうないと思うとさみしくてゆっくり読もうと思ったのに引き込まれるように読んでしまった。親になった不破家の若夫婦と、奉公する茜と修行中の伊与太、すっかり落ち着いた伊三次とお文。どの人物も好もしく情があって日々を生きている。こういう人たちになりたいとつくづく思う名作。何度読んでも素晴らしい。

2018/10/29

えむ女

茜といよたのお互いを思う気持ちが切ない。龍之進の小者になった次郎衛が生家に帰った時の様子にまた泣いた。すっかり落ち着いた伊三次夫婦や好々爺となった不破に時の流れを感じる。亡くなった不破家の下男作蔵の名前が出てきたのも嬉しかった。

2020/07/15

アイシャ

とうとう最終話に。きいちゃんのいる不破家も、お吉のいる伊三次の家も幸せそうで良かった。ひとえに茜と伊与太の今後のことが知りたかった。とにかく面白いシリーズだった。尻すぼみになるどころか、どんどんはまってしまうし、当時の深川や日本橋界隈を彼らと共に一緒に生きているような気分になれるシリーズだった。くるくるとみんな良く働き、歩き、そうして身の丈に合った幸せを掴んでいる。またいつか最初から読んでみようと思う。

2020/11/27

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