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最愛の子ども (文春文庫)

最愛の子ども (文春文庫)

最愛の子ども (文春文庫)

作家
松浦理英子
出版社
文藝春秋
発売日
2020-05-08
ISBN
9784167914882
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最愛の子ども (文春文庫) / 感想・レビュー

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なる

甘美でスタイリッシュな、そして限りなくリアリティのある高校生女子たちの日々が絶妙な筆致で描かれている。ここまでつややかで、あでやかな文章に出逢えるとは。自我は形成されつつも、あやうい不安定さで擬似家族をする三人の女子と、またそれを取り巻く友人たち。時には外敵と戦いながら、時には内面と向き合いながら、川を流れる葉っぱたちは少しずつ外界へと運ばれて行く。現代らしさを織り交ぜながらも極端には振り切らない年代の描写には脱帽するしかない。彼女たちは大胆に生きて行くだろう。汚れなきものを踏みにじるステップで。

2020/11/19

ゆきらぱ

何年も忘れていた自分の高校の校舎の中、校庭を思い出す さらにかつては「わたし」の主語も高校の間は自然に「わたしたち」だった事も思い出した 不思議な気分になった

2020/05/21

あ げ こ

「わたしたち」は気ままに、身勝手に残酷に、夢を見る。無責任なほど自在に、けれど存外な真面目さを以って、「わたしたち」は夢を見る。割り振って、決めて、解釈して、夢想して、補完して、甘く、幸福に、理想的に脚色して、自分たちにとって最上の、物語を作る。それは何というか、逃げ場と言われても仕方がないものなのだけれども、逃げ場としてだけ、必要された訳ではない。もっと重要で、もっと密かで、濃くて狭くて親密で、複雑で。それさえあれば大丈夫、と言うような、それさえあれば、何も必要としない、と言うような。「わたしたち」の。

2020/05/20

ねおん

今まで名前も知らず初めて読む作家さんだったけれど、とてもこの作品で大好きになってしまった。女子高校生三人による疑似家族って一体どんなお話なんだろう…?と想像出来なかったけれど、読み始めると世界観に一気に引き込まれた。作品全体に漂う甘美だけれど清々しい雰囲気がとても好きだなぁ。家族とか友人とか自分自身とか、それぞれ色んな形があってそれでいいんだと思わせてくれる。読み終わったあと、うっとりと溜め息をついてしまうような読後感。松浦さんの他の作品も読もうと思う。

2020/05/29

こだま

文庫化を待っていた作品。即座に購入しました。面白かったです。解説が村田沙耶香さんなのも良い。

2020/05/16

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