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泥濘 (文春文庫 く 9-14)

泥濘 (文春文庫 く 9-14)

泥濘 (文春文庫 く 9-14)

作家
黒川博行
出版社
文藝春秋
発売日
2021-06-08
ISBN
9784167917005
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泥濘 (文春文庫 く 9-14) / 感想・レビュー

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あすなろ

桑原のイケイケ感が際立つ疫病神シリーズ第七巻。計578頁は些か長い感もあるが、読み切れてしまうのがこれまた黒川氏作品。冒頭で書いたとおりイケイケ感が凄いが、果たして桑原の今後はどうなるのかが結びとなる。本シリーズの転の巻となるのかな。ストレス発散には或る意味良いであろう。相変わらずやしきたかじんがBGMに似合う、コテコテヤクザ奇譚小説でした。

2023/02/11

五右衛門

読了。ぬかるみ と読みます。やくざ、警察ОB、現役警察深い田んぼの中でどつきあいしている様な。殺って、殺られて。しかもいつも以上にイケイケ桑原様、いつも以上に金に執着二宮様、いつも以上に込み入ったシノギ。各キャラが分かりやすすぎてハズレ無しに面白かった。一気読みでした。けれども終盤の妙な雰囲気。どうしたのかな。桑原様おとなしく隠れたままで。「今どこじゃ。飯くうぞ。」嫌やけど元気でいて欲しいです。俺も変人やろか。絶対次も待ってます。

2022/09/06

coolgang1957

シリーズものみたいですが、図書館の新着棚にあったのでつい借りました。いやはや大阪には悪いヤカラがいっぱいで、なじみある場所や道やらにもワルがいっぱいで、よくこんなところに住んでるなぁと、思われそう😅5作目は映画化されてるみたいだけど、同じように映画化されたらと思いながら読みました。二宮くんのキャストは難しいなぁ。今、大阪弁を喋れるちょっとヘタレだけど芯のある演技できる俳優って誰ですかね🧐大昔なら田宮二郎辺りかとも思ったが関ジャニ横山くんがベターですね(今日のレビューは大阪弁をあえて封印😆)

2021/08/07

ホークス

元本は2018年刊。大阪ノワールの人気シリーズ。主人公二宮はカタギながらヤクザを使って建築現場のサバキをしている。イケイケ極道の桑原に、嫌がりながらも結局は頼ってしまう。今回は福祉ビジネスに寄生する元警察やヤクザ、そこに繋がるオレオレ詐欺グループから金を引っ張ろうとする。悪の世界にも僅かな道理や人情がある様子は、煎じ詰めれば一般のビジネス社会と同じ。著者はキレイ事を振り回さないからストレス無く読めて大満足。大河ドラマ『鎌倉殿』も今は『アウトレイジ』状態で、ここから北条政子姐御の『極妻』色になっていくだろう

2022/01/24

10$の恋

なんじゃい、このオモロさは♪相変わらずのイケイケ、益々パワーアップしとるがな。大阪ヤクザ「桑原」とバディの堅気「二宮」君、歯科医と警察OBの癒着に喰い付いたで。エラい悪行にまで闇の根が張っとるやんけ。ゼニの匂いプンプンや。「こりゃええシノギになるで」。桑原に躊躇なんかあらへん。主な登場人物も丁寧に巻頭でご紹介や。黒川さん最高やわ♪ストーリー+会話の妙味、大阪弁を扱わせたらこの人の右にでる人はいてまへん。絶妙の掛け合い・洒落っ気・テンポの三拍子、ファンの方は早速書店へ、興味ある人は第1巻「疫病神」からどぉ?

2021/10/28

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