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0から学ぶ「日本史」講義 戦国・江戸篇 (文春文庫 て 11-4)

0から学ぶ「日本史」講義 戦国・江戸篇 (文春文庫 て 11-4)

0から学ぶ「日本史」講義 戦国・江戸篇 (文春文庫 て 11-4)

作家
出口治明
出版社
文藝春秋
発売日
2023-03-08
ISBN
9784167920197
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0から学ぶ「日本史」講義 戦国・江戸篇 (文春文庫 て 11-4) / 感想・レビュー

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ヨーイチ

世界史に続いて日本史も読んじゃった。予想通り江戸時代・徳川幕府下の時代は評価が低い。室町、応仁、戦国期の欠点を補って?初めての強力な統一政権が誕生したけど民衆の活力を削いだって事らしい。但し江戸とか大阪の大都会は高度でユニークな文化が花開いたのを知っている。小生はそっち派。教育、教養が行き渡ったのも丸だと思うけど。続く

2023/04/09

ふくとみん

江戸時代に多くのページを振り向けている。最後の結論「江戸時代は日本の歴史上最低の時代だったのではないか」には納得させられた。最新の研究が盛り込まれ坂本龍馬は「史実としてよくわからないのが学問的評価」らしい。

2024/03/24

しゅー

★★想像どおり出口さんは江戸時代がお嫌いのようで。私も本書の「江戸しぐさ」のくだりは同意だし、なんでも「日本素晴らしい」に話をもっていく人に「江戸」を持ち上げられると贔屓の引き倒しみたいでイヤなんだけど、ここまで積極的に貶められると少し心がザワつく。お得意の数値とファクトで来られるとグウの音も出ないんだけどさ。出口さんには生前の杉浦日向子さんあたりと対談してほしかったなぁ(放送事故)。とか思うところがなくはないけど、もちろん歴史の教科書としては面白く、特に「○○の改革」や文化に関する説明は良かったと思う。

2023/04/02

noko

大好きなシリーズ。日本史だが、世界との外交関係にも目を向けた、広い視野での日本がわかる本。今回は戦国と江戸。石見銀山で銀が沢山取れるようになり、山口大内の時代に。この頃の主役は銀だ。秀吉のキリスト教の扱い、朝鮮とのやりとり(宗氏の動き)をこと細かく説明してあり、勉強になった。ラッキーマン家康の江戸時代へ。江戸は何しろ飢饉が多すぎる。大きな戦争はなかったが、食べる物に困る時代。そして江戸では大火事。学校で歴史を習ったのに、知らないことがかなりあった。毎回新しい知識をくれるシリーズなので、次も是非読みたい。

2023/11/15

すうさん

中世編に続いて今度は文庫を購入して読了。やはり出口治明の歴史の本はとても読みやすい。いわゆる近世は信長から始まるのだが、彼の天才的発想や行動が光る。後に続く秀吉や家康の行動は結局信長の模倣に過ぎない。次に江戸時代の評価は政治経済の面ではかなり低く感じた。確かに文化の成熟は民衆にまで広がっていったが、世界の潮流に目を向けなかった江戸時代は最低だったのかもしれない。本書の最終章で「数字・ファクト・ロジック」でそれを的確に論じている。これこそ出口さんの真骨頂たるところだと感心した。明治以降の講義も聞きたい。

2023/04/27

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