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善医の罪 (文春文庫 く 43-1)

善医の罪 (文春文庫 く 43-1)

善医の罪 (文春文庫 く 43-1)

作家
久坂部羊
出版社
文藝春秋
発売日
2023-08-02
ISBN
9784167920838
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善医の罪 (文春文庫 く 43-1) / 感想・レビュー

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ちゃとら

【図書館本】久しぶりの久坂部羊さん。出だしは、女性医師版の半沢直樹か⁈と思えたが、流石の久坂部さん。尊厳死か安楽死か殺人か。脳死になると生きたまま腐り始める人体。患者の彼方からの延命治療の拒否から始まった事件。病院の隠蔽。裁判では何が何でも99.9%の検挙率にこだわる検察の誘導。読み応えのある面白い作品だった。

2023/11/08

てつ

刑法の教科書に載っている川崎協同病院事件の小説化。安楽死、尊厳死、素人にはその違いすらわかりづらい。この小説では多少偏向が強すぎ、何が正しいのかを曖昧にさせてしまった嫌いがある。問題の切り口は真正面に見えるが、回りの人物の悪意が強すぎる。ただ問題提起としては優れているようにも読める。難しいテーマ。

2023/08/12

たつや

治らない患者 生き続けてほしい家族 為す術もない医者 それぞれの葛藤 ブログ:https://sunnext.exblog.jp/30526665/

2023/12/27

ちえちゃん

尊厳死と安楽死。このギリギリのところを迫る。患者の悲惨な状態を避けるため医師は尊厳死に導く。しかし妬み嫉みで安楽死を仄めかし遺族や病院を揺さぶる者。保身に走る病院、多額な賠償金に目が眩む遺族。ズブズブと泥沼にハマって行く。誰しもが見込みの無い延命治療を望まないだろうが、周りの人間の受取り方次第で殺人になってしまう。非常に考えさせられる。

2024/03/04

のじ

シリアスなほうの久坂部さん・・・。とある医療処置について周囲のいろんな思惑でだんだん追い詰められていく医師のお話。結果がいい方になるにせよ、悪い方になるにせよ、どうなったのか知りたい、と先が気になって寝なければいけないのに読み進めざるを得なかった。終わり方はこれで良いとは思うけれど、どうなったのか知りたい!

2023/12/15

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