マスクは踊る (文春文庫 し 6-101)
マスクは踊る (文春文庫 し 6-101) / 感想・レビュー
kinkin
2021年に単行本として発刊された文庫版。 「食」のことはほとんどなくてマスク社会においての様々な出来事が作者の独特な目線で書かれている。週刊文春に載った「タンマくん」も18作も載っている。サラリーマン生活のない著者がいつもの情景でニヤッと 笑わしてくれるのが好きだ。面白かったのは後半の、田原総一朗さんと対談、 「老人のSEX」についての対談が面白かった。著者は昭和12年に 生まれているということは87歳・・・・これからもずっともっと笑わしてください。
2024/04/01
mawaji
東海林さだお氏は私からみれば親戚の叔父さんくらいの歳周りですが同じ昭和平成令和の三代をやっつけてきているロートルとしてとても共感しながら読みました。すり鉢のフチをよく抑えていたし、ちゃぶ台にはいつも蠅帳がかぶさってあったし、蠅帳の中には饐えたモヤシなんかが置いてあったし、それを「ちょっと酸っぱいナ」と言いながら母は残さず食べていたし。長谷川先生との対談はとても参考になります。「認知症の物忘れは自分がやったことの『確かさ』がはっきりしないのが特徴」「本人の言い分を否定せず、まずは受け止めてあげることが大切」
2023/11/25
CEJZ_
1P17行。元の本は2021年刊。『オール讀物』誌の連載、「男の分別学」2019〜2020年のエッセイ集。あの連載は40年以上続いているのか。加齢に伴う活動限界の不安がアタマの片隅に浮かびつつ、80代半ばの東海林さだおのエッセイはどんな感じだったかと読み進める。そうそうこんな感じ、漫談のような語り、発想、着眼点。なんだか東海林さだおの本は、病院の談話スペースや売店にあって、手に取り読むイメージもある。下ネタにもこだわり、長谷川式認知症スケールの縮尺版があったり、まだまだすごいんだなあと感じた。
2023/10/29
本を読むのは寝室派
(良作)社会問題を風刺した様な話の流れが読んでいて心地よい。暇潰しに丁度良い一冊。
2023/10/27
ekoeko
いつも通リの笑える安定エッセイ。
2023/12/17
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