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朽ちないサクラ

朽ちないサクラ

朽ちないサクラ

作家
柚月裕子
出版社
徳間書店
発売日
2015-02-10
ISBN
9784198639051
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朽ちないサクラ / 感想・レビュー

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サム・ミイラ

結末がそうなることはだいたい分かっていたがやはり後味は良くない。松本清張や森村誠一らから繋がる系譜。それが社会派だと云われればそうだが。ただこの単純な構図はどうだろう。当然わき上がるべき怒りがわかない。話が薄く現実感に乏しいからか。すべてのエピソードは上辺をなでただけのような印象を受ける。第一にこの推論が正解ならば森口泉も口を封じられるはずでありその怖さがあってこその社会派ではないか。彼女が警察事務を辞めて警察官を目指すと礒川に告げるラストも一見美しいが方向がずれているように感じる。今後の作品に期待か。

2017/07/19

ウッディ

ストーカー被害届の受理を渋っていた結果、殺人事件が起こり、担当部署が慰安旅行に行っていたことがスクープされ、新聞記者が殺される。自分が原因で情報が漏れたことを心配した広報課の泉は、同期の磯川と事件を調べるうち、元職員の百瀬、カルト教団が関わっていることがわかるが・・。国民の安全を守る公安の仕事と個人の死の真相を解決する刑事部の仕事、どちらが大切かなど、警察内部の問題を丁寧に描いた作品だったが、殺人の動機が弱いように感じた。泉のひたむきさが救いであったが、続編では刑事になった彼女の活躍が見られるのだろうか?

2021/07/15

ダイ@2019.11.2~一時休止

警察広報の主人公が殺された親友の原因を探る。イヤミスっぽい展開だが、最後のシーンはイイ。

2015/02/28

しんたろー

柚月さん12作制覇!「スッキリしない」と否定的な感想も多い 本作だが、やはり「書ける作家さん」だと思った。と言うの も、数多ある公安陰謀的な物話を珍しい警察事務職員の女性を 主人公にして書き切った点と、伏線と回収がシッカリしている 点を評価したい。人物たちの心情も丁寧に救い上げているし、 飽きさせない展開も一読の価値がある。残念なのは、主人公が 黒幕に直接迫る最終章が…捜査一課長に推理を話すが押し留められ、理不尽を呑み込んで最後の決断すれば現実的と思った。(じゃないと、君も消されちゃうよ…泉ちゃん!)

2017/06/12

てぃも

読み終わってカなるほどな!と。サクラはそっちですか! すっきりしないよねー。泉もすっきりしないだろうねー。でも警察ってそういうコト沢山ありそう…(-。-; これからの泉も見たい〜。続編希望だ‼︎(^^)

2017/03/15

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