ものだま探偵団 ふしぎな声のする町で (徳間文庫)
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ものだま探偵団 ふしぎな声のする町で (徳間文庫) / 感想・レビュー
しんごろ
児童書ということで、主人公の設定が小学生だけど、主人公の年齢を上げてもいいのではないかとは思う。物に宿った魂(ものだま)の声を聞くことかできる鳥羽と七子。ものだまが怒りや悲しみだすと、怪異現象を引き起こす。その怪異現象を鳥羽が七子を助手にして、コナン君ばりに、怪異現象を解決していく。物でも、愛情があれば魂が宿るのかもしれないと信じたくなる。自分の物を、愛情を持って、大事に大事に使っていきたいと、そういう気持ちが改めて芽生える。同時に心が優しく温かくなれる作品かな。
2022/06/16
へくとぱすかる
品物からの声を聞くことができる転校生の桐生七子が、同じ能力のある桜井鳥羽と、「ものだま」にまつわる謎を解いていく。「ふしぎな声のする町で」はシリーズの作品世界への導入。長いプロローグかな。「駅のふしぎな伝言板」は、少女探偵にふさわしい暗号もの。予備知識なしでは解けそうにないので、七子や鳥羽といっしょに解読を楽しんだ。短めとはいえ長編にふさわしい謎だと思う。ものの「魂」が生み出す、他に類似作のなさそうな物語。ほしおさんの作品には、生き物以外の声を聞くパターンが他にもあるので、その年少版といえるかもしれない。
2022/06/15
ポチ
物に魂が宿る、ものだま。付喪神とは似て非なる妖なのかな。小学生が主人公の作品だが、内容は大人の作品。優しく温かく胸が締め付けられる、ほしおさんらしい作品。
2022/05/06
Junichi Yamaguchi
『特別な思い』… ファンタジーな児童書⁈ 物に宿る魂→ものだま。 今は減ったが、子供の頃は物に話しかけていた事を思い出す。 もしかしたら、僕の声に反応してくれていたかもしれない。 どんな言葉を発したのか⁈ いやぁ… 都合の良い返しを期待した言葉ばかりだったんだろうな。。
2022/06/11
ちいこ
子供向けの作品を文庫化されたもの。物に宿った「ものだま」の声が聞こえる主人公たちが謎解きをするお話。駅の伝言板の最後に思わず涙でした。
2022/05/18
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