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対訳 21世紀に生きる君たちへ【新版】

対訳 21世紀に生きる君たちへ【新版】

対訳 21世紀に生きる君たちへ【新版】

作家
司馬遼太郎
ドナルド・キーン
ロバート・ミンツァー
出版社
朝日出版社
発売日
2018-03-01
ISBN
9784255010441
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対訳 21世紀に生きる君たちへ【新版】 / 感想・レビュー

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獺祭魚の食客@鯨鯢

 選挙の時だけ新党ができる不思議な国。無党派層を取り込もうという下心が見え見え。泡沫政党の党名は言葉遊びの世界。  我が国は21世紀の「この国のかたち」を未だにイメージできていない。コロナショックで過去の「過剰」の清算が進んだものの、コロナ対策という錦の御旗ができたことはある意味追い風かもしれない。  必要な国益と個人(自治体)の権利の調整が民主的プロセスであるところ、基地問題、リニア新幹線、原発の立地問題は補償金の獲得交渉にしか見えません。  口利き役の利益分配装置として政党は清廉ではない。

如水

私事ですが、ある3姉妹の末っ子に『おじちゃんの本棚ってこの人の本だけ綺麗に並んでるよね?何故?面白いの?読んで』って言われたので読んだ一節?…多分分からないだろう、いいよ、分からなくても。もう少し大きくなってからじっくり何度も読んでみて、と思った本?英訳と日本文が両方載ってます。因みに読んだのが『二十一世紀に生きる君たちへ』。読まれてない方はこの一節だけでも良いから、立読みでも構いませんので読んで見て下さい?本屋に行っても無いなら【司馬遼太郎が考えたこと14】を探して見て下さい。短文でも名文です?

2018/11/02

鉄骨構造

 繰り返し読んでいるが、やはり一つ一つの言葉が心に沁み入ってくる。「私の人生は、すでに持ち時間が少ない。例えば、21世紀というものを見ることができないにちがいない。君たちは、ちがう。21世紀をたっぷり見ることができるばかりか、そのかがやかしいにない手でもある。」というところは、読んでいて胸が苦しくなる。この令和という新時代の訪れを、先生自身も見たかったであろうに。先生の云う“たのもしい君たち”になれるよう、明日からまた頑張ろうと思う!!

2019/05/05

てん

最近やっと購入し読了。英語の対訳も掲載されているが、日本語だけ読んだ。司馬遼太郎が子供達に向けて言葉を選び選び書いたのだろうと感じるあたたかい文章である。21世紀になって早20年以上が経った。司馬さんの期待の通りに生きることができているか。子供達だけでなく大人も読まなくては。

2023/06/04

アポトキシン

まず一言、素晴らしい!!司馬遼太郎が21世紀を生きる我々に伝えた遺言書とも言うべきもので、ページ数は少ないながらも中身の濃い本である。司馬さんが伝えたかった「緒方洪庵」という人物を、私は恥ずかしながら名前くらいしか知らなかったが、医者である洪庵は決して私利私欲に走らず、世のため人のために人生を全うした人物である。洪庵は弟子の福沢諭吉や大村益次郎などに、自分の教えを説き、その情熱はたいまつの火の如く、脈々と受け継がれてゆくわけである。是非ともおすすめしたい一冊です!

2019/06/25

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