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漱石センセと私

漱石センセと私

漱石センセと私

作家
出久根達郎
出版社
潮出版社
発売日
2018-06-05
ISBN
9784267021374
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漱石センセと私 / 感想・レビュー

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ケイ

四国時代の下宿先の少女が語る漱石。少女は実在した人。自分なりの漱石像がある人には、少女の語る人物を漱石として読むのはしんどいかも。

2022/03/10

がらくたどん

今まで「何はなくとも夏目漱石」ほどのファンではなかったのだが最近なぜか漱石を再読する流れに到る事が多いため漱石関連小説の中でも胸キュン(死語?)度が高いと思っている本作でヤル気アップを図る。漱石の松山時代の下宿先の娘さんが語る漱石とその周辺。子規・虚子・寅彦と有名どころも登場するが文豪ベースの列伝ではない。幼少時は「センセ」に憧れチョッピリ大人になったら素敵な恋を純粋に貫く「より江ンジェル」ちゃんの甘く切なく逞しい成長物語。中高生が明治文豪作品を読む際にこんな文豪モチーフ小説も併読したら親しみが湧くかも。

2021/10/16

えも

漱石が松山時代に下宿していた家の娘が主人公。正岡子規やら高浜虚子やら寺田寅彦やらが登場する、漱石愛に溢れた、肩肘凝らない爽やかでホンワカとする小説でした。

2021/06/12

カリン

前半は漱石とより江のやり取りが楽しいが、後半はより江が大人になってきて、自信の恋愛や漱石の妻とのやり取りが主になる。前半の漱石がかわいらしい。

2018/08/25

Ryoichi Ito

非常に面白かった。明治17年生まれの実在の女性・久保より江の少女時代から新婚時代までの成長物語。漱石夫妻との付き合い,夫との恋愛が主テーマだが,より江が私の故郷・新居浜で育ったことに驚いた。彼女の母が新居浜で生まれ,別子銅山の鉱山技師と結婚したからだ。出久根の文章は読みやすく,一気に読んだ。

2018/09/20

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