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愛娘にさよならを---刑事 雪平夏見

愛娘にさよならを---刑事 雪平夏見

愛娘にさよならを---刑事 雪平夏見

作家
秦建日子
出版社
河出書房新社
発売日
2011-09-07
ISBN
9784309020532
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愛娘にさよならを---刑事 雪平夏見 / 感想・レビュー

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ALATA

「ひとごろし、がんばってください」衝撃的なフレーズから始まる手紙には幼い文字が書き連ねていた。検挙率No.1の雪平警部にも幼い子を育てるシングルマザーとしての葛藤が事件の構造を禍々しいものに変えていく。誰を信じるか、やさしく手を差し伸べてくれる人を受け入れることに二重螺旋のトリック?にちょっと騙されました。★4※誰も撃たないから仕方がない。「美央が心配だから帰る」ひとり歩く夏美に未来はあるのか・・・。そして、このシリーズは続くのか?

2023/03/28

ひめありす@灯れ松明の火

本業は脚本家、ということもあり非常に映像にしやすい文章であると同時に、文章そのものも映像的。特にクライマックスのシーンでの間の取り方、そこからの文章の詰め方など、印象的でした。愛娘にさよならを言いたかったのか、それとも言わせたかったのか。言うことになってしまうのか、言わせることになってしまうのか。雪平がそれでも自分の仕事について例え『不利』になってしまうとしても動くシーン、世間中のお母さんは同じ命題で悩んでいるんだろうなあと思いました。けれど私としては二人の少女、未央と莉奈の心情を思うと辛いお話でした。

2012/03/03

柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中

映画は完結するけど、小説は別にきちんと完結編が出るんだろうか。読みやすいのでなんだか事件が単純に思えるけど、実はそうでもないので、読みやすさは作者の力なんでしょうね

2012/03/31

そのぼん

雪平警部の上司が殺され、そこから発展していくお話でした。『ひとごろし、がんばってください』の手紙、不気味でしたが最後まで読んでみると意味がわかりました。子供の目線で描かれているところも読んでいる最中はなんとも言い難い気分にさせられました。

2013/07/26

ゆみねこ

大怪我をして退院した雪平が配属されたのは「監査室」。監理官夫妻に招待されたそのあとに起こった惨劇。またしても殺人犯を追う立場になる雪平。最後があの場所でああいう終わり方なのか。美央がどんどん大人になっているのがわかる。この次もあるのかな?あっという間に読了で、やはり面白かった。

2012/12/19

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