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ノベライズ・テレビジョン

ノベライズ・テレビジョン

ノベライズ・テレビジョン

作家
天久聖一
出版社
河出書房新社
発売日
2013-11-28
ISBN
9784309022307
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ノベライズ・テレビジョン / 感想・レビュー

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厩戸皇子そっくりおじさん・寺

『バカドリル』『バカはサイレンで泣く』の天久聖一が、テレビの長寿番組やテレビでお馴染みのCMや商品、フレーズでイマジネーションを膨らました小説集。面白かった。いつか古くなる内容なのに見事なものだ。テレビの中のベタで間抜けな題材をお題にして、本職の小説家顔負けの小説を書く大喜利にも思える。萩本欽一と山本晋也監督の腹芸。和田アキ子の青春。異国でアクションを繰り広げる桂文枝と山瀬まみ…etc。圧巻なのはラストの『笑点』編。登場人物が存世の人だから可笑しいが、歴史小説なんてのも実際はこんなものだろう。

2014/10/06

gtn

巨大化する赤井英和に注目する著者。私もツッコミどころ満点のそのCMが気にはなっていた。次作もいい。若い女性のおだてに乗った赤井が次々と段ボール箱をトラックに積み込むが、明らかに空き箱。これからも、引越社CMから目が離せない。

2020/07/18

そうたそ

★★★☆☆ TV番組をノベライズするという面白い試み。「バカドリル」の作者でもある天久さんならではのユーモアセンスが感じられると同時に、読み終わった後にそこはかとない切なさをも感じる作品であった。仕方のないことではあるが、自分の知っている番組については元ネタもわかり、些細な小ネタにも気づくことが出来て楽しむことができるのだが、そうではないものについては何となく流し読みしてしまう程度。最後は「笑点」について各メンバーそれぞれの視点からノベライズされており、結構な熱の入りよう。「笑点」も青春だなあ(笑)

2014/04/27

うえぴー

実在の有名なテレビ番組と、その出演者を取り上げた、架空の掌編集。「○○をノベライズする」で統一されたタイトルの○○には、例えば「笑っていいとも」「アタック25」「ごきげんよう」「ジャパネットたかた」などが入り、それぞれ出演者の一人称で物語が進行する。個人的なツボは、「仮装大賞」の欽ちゃんと山本監督の心理戦と見事な二段落ち、「開運!なんでも鑑定団」「志村、うしろ!」の寂寥感。ラスト「笑点」の出演者総出演の7篇は圧巻。

2015/03/21

まゆ

書いてる人はよくがんばるなあ。わたしはもう途中で飽きちゃって飽きちゃって、なんか小説を読みたい。ぐっと引き込まれる感じの。

2016/02/06

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