KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

日本という国家: 戦前七十七年と戦後七十七年

日本という国家: 戦前七十七年と戦後七十七年

日本という国家: 戦前七十七年と戦後七十七年

作家
田原総一朗
御厨貴
出版社
河出書房新社
発売日
2022-11-29
ISBN
9784309228723
amazonで購入する Kindle版を購入する

日本という国家: 戦前七十七年と戦後七十七年 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

trazom

二人の重鎮の対談では、互いに「総理にこんな助言をした」などと自身の存在感を誇示するような発言が続き、少し辟易とする部分もあるが、でも流石に、お二人の慧眼から教えられることも多い。特に、御厨先生が、伊藤博文と吉田茂、山縣有朋と池田勇人、桂太郎と岸信介、西郷隆盛と田中角栄、原敬と小沢一郎という、対照的な二人の意外な共通性を指摘した文章が面白い。富国強兵を実現し日露戦争に勝利した後で目標喪失に陥った戦前の日本。それが、経済成長を実現した後の国家像を見失った現代の日本と重なって見えるというのが本書の原点である。

2023/01/28

感想・レビューをもっと見る