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桜

作家
蜷川実花
出版社
河出書房新社
発売日
2011-07-16
ISBN
9784309272597
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桜 / 感想・レビュー

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greenish 🌿

2011年3月、いつもの春と変わることなく、桜は美しく咲いていた…。新しい日常のスタートを願い、蜷川実花さんが撮りおろした写真集 ---手にする前から想像はしてたけど、蜷川実花ワールド炸裂!な写真集でした。ピンクとブルーのコントラストが鮮明で、それはそれは妖艶な桜たち。自分の個性を作品として際立たせるもよし、素材の持つ個性を惹きたてるもよし。"表現"の仕方は様々だけど、私はやっぱり《桜》に感じる日本人ならではの情緒を表現したいと思うのでした…。紙の素材と印刷技術が今ひとつで、美しさが半減しているのが残念。

2016/04/06

いずむ

『よのなかに たへてさくらの なかりせは はるのこころは のとけからまし』。白いモノ。赤いモノ。淡いモノ。鮮やかなモノ。光を浴びるモノ。光を放つモノ。溶け込むモノ。浮かび上がるモノ。沈み込むモノ。咲き誇るモノ。咲き乱れるモノ。散り行くモノ。心奪うモノ。心乱すモノ。心惑わすモノ。魅了するモノ。荒ぶるモノ。鎮まるモノ。訴えかけるモノ。語り継ぐモノ。言葉にできないモノ。咲いて、散る。その一瞬の謳歌(桜花)を待つ。また愉しみ、悦ぶコトができる。それだけで次の春まで生きてゆける。日本人で、日本に生まれて、良かった。

2013/05/01

メルティ

この写真集を初めて見たとき、ぞわぞわーっと鳥肌が立ったのを覚えています。ピンクとブルーのコントラストが美しい。晴れ空の桜、雨が降りだしそうな空の桜、夕暮れ時の桜、桜ってこんなに色んな表情があったんですね。こういう美しいものを見ると、心にギュッと栄養が注入されるみたいで、とても満たされます。

2013/03/06

千尋

図書館で立ち読み*美しい桜の写真集・・**優しい色合いで華やかな桜の写真に癒されます・・**

2014/02/16

アコ

ありといえばありだけど。という言葉が浮かぶ。2011年3月、日本を襲った大きな地震のあとに撮影された桜たち。「私はこのスタートラインから私たちの新しい日常をしっかり生きる。日本はこんなにも美しい。」というあとがきでの言葉にはグッと来るも写真自体にはそこまで強さを感じず。うーん蜷川カラーと桜の相性が悪いわけではない。むしろ桜色と空の青さのコントラストは美しく魅力的。単純に構図が個人的に好みではない、というあたりなのかな。やはりどこか『静』を感じるものが好きなんだなと改めて気づく。人間もそう笑

2014/12/22

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