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いちご戦争

いちご戦争

いちご戦争

作家
今日マチ子
出版社
河出書房新社
発売日
2014-07-23
ISBN
9784309275093
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いちご戦争 / 感想・レビュー

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❁かな❁

今日マチ子さんの作品を読むのは3作目。今日マチ子さんの作品で戦争を描かれた『cocoon』『アノネ、』がありますが私はシリーズでは今作が初めて。日本漫画家協会大賞受賞作。「少女と戦争」をオールカラーで描かれる。今日さんらしく可愛く綺麗な優しい色合いで『センネン画報』と同じように1ページごとにタイトルがあるだけ。いちごポッキーの槍、いちごシロップの血、飛び散る内臓がいちごetc…。恐ろしい戦争と相反する甘いお菓子で残酷な場面が静かに描かれていて、それがかえって狂気を感じとても切なく恐ろしく胸が痛くなる作品。

2015/09/21

ハイカラ

甘くて可愛くて悲しい戦争。いちご爆弾や突き刺さるポッキー、自決用マスカットなどが淡いタッチの絵で描かれる。何とも言いようのない読後感で、大変面白かった。

2016/08/09

KI

かなしみの置き場所は夢のなか。甘い悪夢にうなされる。

2020/07/27

水零

届く前に折れてしまえと願ったいちごポッキーが貫いたのは少女のはらわた。かわいいと未来がぎゅっとつまったキャンディーがどくどくと溢れ出す。むせかえるほどに甘い、死のにおい。苦しむあなたを見たくなくて、シーツをかぶせたら現れた、物言わぬてるてる坊主。雨は、いつになったら止みますか。戦いの傷を止血するミルキーの包み紙。今流行りの巻き方で、かわいいは死なせない。死ぬと生きるを繰り返す、私の夢は続きますか?もし、終わらぬならば、あと1回、10回、100回目にはきっと…制服を着た、髪の長いかわいい私になれますように。

2020/06/11

KI

すべてを時代のせいにできたらいいのに。

2020/02/16

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