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迷蝶の島 (河出文庫 あ 28-3)

迷蝶の島 (河出文庫 あ 28-3)

迷蝶の島 (河出文庫 あ 28-3)

作家
泡坂妻夫
出版社
河出書房新社
発売日
2018-03-03
ISBN
9784309415963
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ジャンル

迷蝶の島 (河出文庫 あ 28-3) / 感想・レビュー

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紅はこべ

今まで読んだミステリの中で、最も簡便なアリバイトリック。読書に集中するためのヨットって羨ましい環境。『ゆるキャン△』のリンちゃんもソロキャンプの時は読書してたな。達夫が19歳には見えない。自分の命や将来を守るために滅ぼした相手に思いがけないしっぺ返しを受けるというのは石川達三の『青春の蹉跌』みたいだ。

2018/12/22

takaC

(チャンギ空港のWiFi@Changi利用して投稿)図書館でこれを借りてくるまで復刻されたことを知らなかった。単行本しか持っていないので文庫買いたいな。

2018/08/16

HANA

著者のミステリというと一風変わった登場人物が遊び心溢れるトリックを繰り出すというイメージだが、本書は登場人物が三人、実質二人で舞台もほぼクルーザーの上という限られた空間に限定されるという珍しい造り。それでも二人の鍔迫り合いのような心理のせめぎ合いはぐいぐい読ませられる。前半の手記の内容が後半解かれていくという構造だが、一見幻想のように見える文が後半理に落ちていく様はこれぞミステリと唸らされる。あの不可能がたったそれだけで成立するとは思わなかったし。最後まで目が離せないし、流石は著者と唸らされる出来でした。

2020/12/25

momi

静かに…面白い作品でした!!女が現れる時必ず黒い蝶が…これは幻なのか!!波に揺れているような幻想的な世界観の中の愛憎劇!!これは現実なのか…夢のか!!そして、誰が誰を殺したのか!!神様のちょっとしたいたずらで始まった男と女の関係!男の手記と関係者の証言や女の語りから…驚くべき真相が明らかにされるのです!!ヨットの上から孤島へと場所を移し…追いつめられていく男…鬼気迫るものがありました!1980年の作品を河出文庫から復刻です!

2018/03/15

かめりあうさぎ

三作連続復刻の三作目。海を舞台にした男女ドロドロのサスペンス。ミステリとしては「これが伏線になるんだろうな」と分かりやすい部分が多く、一番の大きなトリックも途中で気づいてしまったので少し物足りなかった。でも最後の最後まで伏線回収を残す鮮やかさは「さすが泡坂先生!」という感じで読了感は良かったです。手記モノの中でも割りと初心者向けかなと思いました。

2018/04/09

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