宇治拾遺物語 (河出文庫 ま 17-5)
宇治拾遺物語 (河出文庫 ま 17-5) / 感想・レビュー
Decoy
帯の「腹筋崩壊」に偽りなし。大いに笑った。町田康に現代語訳を依頼した時点で、成功確定。これは確かに「全部訳して!」と思わざるを得ない。「人間って、何百年経っても変わらないな―」とあらためて感じた(いや、昔の人の方が欲望に忠実か?)。
2024/04/22
コノヒト
これが訳者が選りに選った33篇かと思うと、そっからもうおもろい。下ネタ多めで、余りにもうんこちんこばっかり言うので、ほんまにうんこちんこ書いてんのかいなと原文と引き比べてしまった。ほんまに書いてあった。どうしようもない人間のおろかしさを面白がるためには、受け取る側に心の余裕が必要だ。『範久阿闍梨は西に背を向けなかった』が一番好きだ。とほほ、な感じが。
2024/04/26
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