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記号と事件: 1972-1990年の対話 (河出文庫)

記号と事件: 1972-1990年の対話 (河出文庫)

記号と事件: 1972-1990年の対話 (河出文庫)

作家
ジル・ドゥルーズ
Gilles Deleuze
宮林寛
出版社
河出書房新社
発売日
2010-08-03
ISBN
9784309462882
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記号と事件: 1972-1990年の対話 (河出文庫) / 感想・レビュー

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Aster

ドゥルーズの入門書として最適だと思う。やっぱり入門書は他の人間が書いたものより本人の方が良い。他人の物はそれでも分からない時に読むのが良い。内容ですか?はい、ここ数年で一番興奮しながら読みました。ドゥルーズの思う所ではないと思いますが、とってもしんどいです。ここで生きること、はぁ…もう疲れました、疲れました……これからどうしよう…

2021/03/21

zirou1984

なんとなく読めてなんとなくわからない、それでも面白く読めてしまう『アンチ・オイディプス』出版以降の対談と知人の本への序文をまとめたもの。最低限の概念さえ押さえておけば、映画論以外の箇所は読み通せる入門書的内容になっている。哲学の重要な仕事は概念を生みだすこと、その主張には必ずしも賛同してないのだが、軽やかとすら言えるその語り口のグルーヴ感は心地良く、彼が重要視した知覚や思考といったものが見事に実践化されたものになっている。その思想は専門家が研究する以上に、市井の日常によく馴染むものかもしれない。

2016/05/22

ころこ

雑誌のインタビューなので文体が肩透かしの感がありますが、ドゥルーズのテクストに先入観なく読みたい人にはお勧めです。他方で内容は文脈依存的なので、細かくこだわる必要はないかと。何となく言葉を追うだけでも、普段は普通の言葉を使っているというのが分かります。

2021/09/21

白義

ドゥルーズ本人の本では一番分かりやすい。ガタリとの共同作業二冊や映画と運動、時間論、哲学論と直接立ち向かうと歯がたたない強敵たちが、優秀なインタビュアーたちの質問によりドゥルーズ本人から明晰に語られるのはもはや感動すら覚える。政治、メディア、精神分析、哲学…ドゥルーズの広大な思想がコンパクトに詰まった貴重な作品だ。特に、フーコー論と巻末の政治論が面白い。盟友フーコーの権力論、主体論を個体化、襞の視点から愛を込めて語り、その政治論は規律訓練の時代から環境、欲望の管理という新たな管理社会の到来を語る

2011/10/10

koke

私にはドゥルーズの哲学と政治との関係がよく分からないのだが、本書でヒントは得られた。「人間を哲学にかりたてる動機のうちでいちばん強いもの」は「人間であるがゆえの恥辱」だという。ナチスのしたこともそうだし、凡庸すぎる考え方に接したり、バラエティー番組を見たりする経験もそう。「それがあるからこそ、哲学は必然的に政治哲学にな」る。激しく同意。また、フーコーをもとに倫理と美学の結びつきを語るくだりも、人生論のように見えて実は政治的な抵抗の方法を示していると読める。問題はその抵抗にどれほどの意味があるかだが。

2022/09/28

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