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14歳からの原発問題 (14歳の世渡り術)

14歳からの原発問題 (14歳の世渡り術)

14歳からの原発問題 (14歳の世渡り術)

作家
雨宮処凛
出版社
河出書房新社
発売日
2011-09-17
ISBN
9784309616704
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14歳からの原発問題 (14歳の世渡り術) / 感想・レビュー

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Aya Murakami

図書館本 311の事故で避難するかしないかで町や家族が対立していたという話は恥ずかしながら初耳でした。そうだよね、若い母子よりも年配の老夫婦の意見のほうが家族の中では尊重されますから。うちの家でもアル中親父が男で年配で家長だからという理由で一番尊重されています。そして健康被害で割りを食うのは幼い子どもなのです。 6章の20キロ圏内にとり残された動物たちの話は涙がでそうな話でした。原発とは話がそれるのですが、ホームレスの人のそばに犬猫を捨てる人というのも結構いるという話も。

2021/03/13

モモ

原発がよく分かる1冊。雨宮さんは中立の立場でこの本を書かれているが、最終的に思うのは原発に良いこと無しということ。チェルノブイリ原発事故の対応はひどいと思っていたが、日本の方が最悪。文部科学省は福島の小学校での年間被爆許容量を通常時の20倍の20ミリシーベルト以下でOKと通達。これに反対した小佐古教授は「自分の子をそういう目にはあわせたくない」と辞任した。チェルノブイリでは家畜も全頭避難したが日本では置き去り。核のゴミ問題も少なくても数百年から10万年!かかる。原発の再稼働は狂気の沙汰としか思えない。

2021/03/19

さゆ

反原発に立場を置いた一冊だった。もし、ここに書いてあることが100%事実であるとすれば、私はやはり怒りを禁じえない。とりわけ、計画停電の本当の目的は国民に原発の必要性を実感させる為、という件には、唖然とした。国民はますます政治や政治家に不信感を募らせるだろう。

2011/11/08

なま

原発。言葉は知っていても、結局どういう事なの?目に見えない場所での出来事で無関心な人に「原発と放射能って何?」「原子力と核は何が違うの?」素朴な疑問や、今意味がわからなくても恐ろしく危険な目にはあっている。声を上げても良いんだよ!というキッカケの本に。この著者、私は語り口調が苦手。 けれど解らない事はわからないと専門家からの話を聞いたり、非営利団体「原子力資料情報室」見解、世界の動向をみてわかりたいと思う気持ちは伝わる。中立者は賛成と同じ。難問でも解決に向かい、考え、一歩踏み出す努力は必要と思わせる。

2017/05/07

サトゥルヌスを喰らう吾輩

「3・11」で原発の恐ろしさに気付いた著者が、小熊英二・鎌仲ひとみ・西尾漠・原発労働者ら6名の専門家を訪ね、原発についてイチから学ぶ。これからを生き抜くための「原発問題」入門。(Amazonより) 淡々とすごい話がどんどん出てくる本でした。原発労働者の方の話、イラクや青森県六ヶ所村などでドキュメンタリーを撮った方の話、3.11後「原発さえなければと思います」と壁に書いて自死した福島県相馬市の酪農家男性のエピソードなどが印象に残りました。

2016/11/01

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