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図説 永井荷風 (ふくろうの本/日本の文化)

図説 永井荷風 (ふくろうの本/日本の文化)

図説 永井荷風 (ふくろうの本/日本の文化)

作家
川本三郎
湯川 説子
出版社
河出書房新社
発売日
2005-05-20
ISBN
9784309760643
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図説 永井荷風 (ふくろうの本/日本の文化) / 感想・レビュー

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はにまる

永井荷風の生涯を、当時の写真や資料と共に解説。荷風が暮らし散策した風景や風俗が、なんとなく見えてくる。濹東綺譚の舞台・玉の井は、場末の私娼の街との事で、小説はともかく実際はどうなんだろと思っていたが、本書でその迷路の如き街並みが垣間見え、これはちょっと魅力的かも、と思った。

2022/09/29

サトル

永井荷風の断腸亭日乗の世界をかいつまんで知ることが出来た。共感を覚えるのは日和下駄を履いて江戸の面影を残す裏通りを歩く姿で、初老となって江戸趣味にやつしながらも表通りの文明批判を常に心根に持って歩いて行ったようだ。墨東奇譚で描かれる玉の井ぬけられますの世界、荷風は迷宮と呼んで愛着を寄せていたそうだが、まさしく一歩を足を踏み入れたら抜け出せない魅惑の私娼街だったのだろう。アメリカやフランスを放蕩しながら暮らしたことが荷風の詩情豊かな世界を導き出したと云う。羨ましい程の作家稼業を全うした人生の達人だった。

2022/04/08

方々亭

永井荷風の生涯とその仕事をコンパクトにまとめたムック本。カラーで色んな資料が見られるのが嬉しい。町歩きが好きだった荷風に倣って散歩に出たくなる。

2022/04/06

takao

ふむ

2021/08/03

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