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バレット博士の脳科学教室 7½章

バレット博士の脳科学教室 7½章

バレット博士の脳科学教室 7½章

作家
リサ・フェルドマン・バレット
高橋洋
出版社
紀伊國屋書店
発売日
2021-05-28
ISBN
9784314011839
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バレット博士の脳科学教室 7½章 / 感想・レビュー

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turtle

いろいろと示唆に富む記述がありますが、特に響いたのは悪い言葉を受け続けることによる、とんでもない身体への悪影響。 次々と襲い来る慢性ストレスが脳を次第に浸食し、身体的な病気を引き起こす。 食後2時間以内に社会的ストレスにさらされるとその食事に104キロカロリーが加算されたものとして代謝する、など。実に恐ろしい話です。

2022/02/02

カイワレ大根

これまでの知識と繋げながらなるほどと面白く読めた。脳(というか人間)の分野はわからないことだらけで興味深いメモ:体の資源&予算の管理=アロスタシス。脳の三位一体説の誤り。脳のネットワークが複雑性を構成し複雑性は多くの活動パターンを作り出す。脳は常に予測を発して身体予算を管理する。対人関係からのストレスは身体予算を削る。ストレスにより得られたカロリーは多めに代謝されるのでストレス下では太る。感覚は行動の後で生じる。身体予算管理からどのように気分に変換されるのかはまだ不明。人間は社会的現実を共有できる。

2021/08/07

marukuso

脳科学の入門といっても最新の知見が取り入れられたものでかなり高度で難しかった。脳はあらゆる身体のニーズを事前に予測するためのアロスタシスと呼ばれる身体予算管理機能があり、これが一番重要なようだ。なかでも乳児期のチューニングとプルーニングによる生態的地位の獲得、それに伴う社会的環境の重要性、脳という個人から他者を含む社会・文化へとどう接続するかとても興味深い内容ばかりであった。

2021/10/20

etoman

目から鱗が落ちた『情動はこうしてつくられる』の著者の本とは知らずに購入。原書の出版時点(2020年)における最新の脳科学入門書。貧困状態や、社会的放置(乳幼児時代にベッドに放っておかれる等)が続くと脳の発達にも影響が出るとのこと。勉強することで貧困の連鎖から抜け出せという能力主義は、育てられ方によっては通用しないかもしれないという現実に向き合うべきだろう。その他にもこれまでの通説や俗説を覆す最新の研究結果が盛り込まれているので、多くの人に読んでもらいたい1冊です。

2021/09/08

デルタ亜鉛

脳はひとつの統合体として機能するべく相互接続されたいくつかの部位の集まり、つまりネットワークであり機能によって関与の度合いは異なりうるがたった一つの心の機能に特化したニューロンは存在しない。一つの部位に一つの決まった役割があるわけではなく、他の神経と相互に関連し合う事で多様な神経パターンを生み出し、それにより無数の種類の心が生まれる。人間の脳に環境は大きく影響し、人間の心の形成もそれが大きく関わっている。

2021/08/22

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