KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

行為主体性の進化:生物はいかに「意思」を獲得したのか

行為主体性の進化:生物はいかに「意思」を獲得したのか

行為主体性の進化:生物はいかに「意思」を獲得したのか

作家
マイケル・トマセロ
高橋洋
出版社
白揚社
発売日
2023-11-07
ISBN
9784826902526
amazonで購入する Kindle版を購入する

行為主体性の進化:生物はいかに「意思」を獲得したのか / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

月をみるもの

LLM が結局のところ(クモの巣とか蟻塚みたいな)すごーーく複雑な刺激〜反応系でしかないなら、そこに Agency(〜この本では行為主体性と訳されている) を見出すことはできない。というよりも、そんなものが発現されては困る、というのが大多数のホモサピの正直な感想であろう。同様に他の動物たちの Agency も認めたくないが、自分の可愛がってるペットには明確な「意思」があるのを感じる。そして自分と敵対する意見の持ち主は、たとえホモサピであっても洗脳によって単なるロボットに成り下がったとみなしてしまう(自戒)

2024/03/23

Gokkey

論の展開は典型的な適応論者のそれで、主語も「自然(選択)」である故、進化のメカニズムを論じる内容ではなく、あくまでも生物の行動を進化形質として捉えるための視座を提供する内容。ここは読む前に注意が必要かと。行為主体性とは目的をもって自身の行動を制御するものであり、脊椎動物の行為主体性を目標指向的、意図的、合理的、社会規範的と階層構造に分け、単純な刺激‐反応系から徐々に計画性や社会性を獲得した進化史として描く。当然行動は化石記録として残る事は無いからこそ、このストーリーを裏打ちする何か(証左)が欲しい。

2024/01/17

Yoshi

文章が堅苦しく、読みやすい本ではない。トマセロは、長年チンパンジー研究を行っているだけあって、類人猿の研究に関する記述は面白いが、進化に関する説明は、根拠が薄く感じる。生物をフィードバックという観点から捉えるが、フィードバック制御の目標は、進化で獲得された、ということで片付けてしまう。以前読んだトマセロの本のほうが面白かったと思う。

2023/12/07

Tomonori Yonezawa

市立図書館▼2023.11/30 第1版1刷▼7章270頁、はじめに、モデル説明、目標指向的行為主体、意図的〜、合理的〜、社会規範的〜、行動組織としての行為主体▼ズバリ、あまり面白くない。読むなら、1章はじめにを読み、訳者あとがきを読んで、7章を読む。ってのがオススメ。▼どうも神の視点から「であるぞよ」と言われてるような感覚を持った。あと、著者と中野信子を対談させてぇなぁとも思ったよ。

2024/01/07

takao

ふむ

2024/04/14

感想・レビューをもっと見る