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ナラティヴ・アプローチ

ナラティヴ・アプローチ

ナラティヴ・アプローチ

作家
野口裕二
出版社
勁草書房
発売日
2009-04-09
ISBN
9784326653409
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ナラティヴ・アプローチ / 感想・レビュー

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ぷほは

自分に関係しそうなところだけざっと読み。機能主義的な家族の定義として子どもの社会化とか成人パーソナリティの安定化とか。それは家族独自の機能ではないし不可欠の機能でもないし、その機能によって家族が統合されるわけでもない、というのはもはや前提条件として。では現代の家族の定義とは何なのかといった論点に入った時、「『われわれは家族である』というナラティブを共有している、と各メンバーが自己定義している想像された共同体」というくらいにしかならない。そんなあやふやなものが社会の根幹であるなどと誰が思えるというのだろう。

2022/10/15

かえるくん

「いまだ語られていない物語」には、だれかのなかにすでに存在しているものもあれば、いまはまだ物語の形をなしていないものがある。前者はだれかにとっての「真実の物語」であり、「見つけ出されるモノ」だ。後者はみんなにとっての「新しい物語」であり、「紡ぎ出されるモノ」だ。「真実の物語」が厄介なのは、どちらがより真実なのかが対立しやすいからだ。それは、どちらが「正しい」かの対立であるともいえる。「物語」は「論理」のように、どちらが論理的に正しい(物語的に正しい)と決着をつけることはできない。たとえば「わたしは赤色が好

2017/01/21

NaCl

様々な分野におけるナラティヴ・アプローチの実践例。司法における論理の対立ではなく物語の対立としてとらえる立場が興味深かったですね

2016/07/30

コジターレ

読メ登録前に読了。いくつかの分野での事例があり、参考になった。個人的には企業でのナラティブの実践事例が大いに参考になった。

Arick

教員という実践者として研究の入り口にたったときに、自分にできる、やりたいのはこういう方法じゃないかと思った。

2017/08/22

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