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性差を考える

性差を考える

性差を考える

作家
柴田元幸
出版社
研究社
発売日
2021-08-20
ISBN
9784327099046
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性差を考える / 感想・レビュー

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belier

どの作品もよかったが最後のカレン・ラッセルの短編が一番気に入った。日本の明治時代の史実から奇想天外な話を紡ぎ出していたのは意外性があったし面白かった。また柴田さんの注釈が1,2巻より詳しくなっていて理解に役立つ。英語の解釈だけでなく、元ネタまで調べて説明してくれている。実に親切。

2021/10/27

KUMYAM@ミステリーとSFF推し

難易度がつけられてはいるけど、正直それほど差はないかも。テキストが長くなれば読み通すのに根気がいるよ、くらいの目安。「性差を考える」の部分はたしかにテーマに沿ったテキスト選択だが、とくにそれについての解説があるわけではないような、ものたりないような。

2021/10/03

やすのりん

カレン・ラッセルの「お国のために糸を繰り」が面白い。原文を音読したらリズムがあってたのしかった。 短編集「レモン畑の吸血鬼」にも収録されてると聞き、そちらも読んでみた。

2024/03/17

ゆたち

本書3番目に並ぶThe First Dayが好きだった。黒人と白人の間だけでなく、黒人同士の間でも格差があること、ある種理不尽な母親の元で育つ子供の不自由、母から子への不器用な愛、色々なテーマが読み取れるが、それらの要素が、押し付けがましくなることなく、判断を読者に委ねる絶妙なバランスで描かれている。個人的には、自分は読み書きができなくても、できないからこそ自分の娘にはいい学校に通ってほしいという母の思いと逞しさに心を打たれた。作者が男性だと聞いて、意外!と思ってしまった自分を気にしたり。

2022/09/13

DEN2RO

英語の小説を原文で読むシリーズの第4巻。性差を考えるとき、どうしてもジェンダーとしての女性が主人公となる物語になるようですし、作者もまた女性が多い。5篇とも女性の物語ですが、1篇は男性作家でした。ジョイス・キャロルとカレン・ラッセルの作品がおもしろい。

2022/03/20

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