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名画で読み解く イギリス王家12の物語 (光文社新書)

名画で読み解く イギリス王家12の物語 (光文社新書)

名画で読み解く イギリス王家12の物語 (光文社新書)

作家
中野京子
出版社
光文社
発売日
2017-10-17
ISBN
9784334043131
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名画で読み解く イギリス王家12の物語 (光文社新書) / 感想・レビュー

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ケイ

チューダー朝に書かれた本を読んでいるので、王家の歴史に興味が出てきた。お友達に教えてもらったこちらの本でお勉強。ヘンリー八世からでちょうどいい。そこからジョージ5世まで。今のイギリス王家がこれ程、ドイツまみれとは思わなかった。覚えておきたいのは、首相は財務責任者だということ。そして、ピューリタンは、pureからだということ。ヘンリー八世に処刑されたクロムウェルの子孫がチャールズ一世の首を落とせと向かったのには、因縁めいたものを感じる

2021/04/30

アキ

エリザベス二世が崩御されたばかり。イギリス王家の名画を通してテューダー家、スチュアート家、ハノーヴァー家の系譜を知ることができました。現在のウインザー家もサクス・コバーグ・ゴータを改名したもので、ドイツ系の王朝の直系になるんですね。やはり興味を惹かれるのはアン・ブーリンとヘンリー八世の娘エリザベス一世ですね。姉のメアリ一世がイギリス初の女王で、ジェーン・グレイの処刑を指示し「ブラッディ・メアリ」というカクテルの名に残しているところがなんともイギリス的なんでしょうか?19世紀のヴィクトリア女王も強烈な印象。

2022/09/24

buchipanda3

イギリス王家の話ってやはり面白い。著者が語るように時代ごとにドラマを生み出すような途轍もない人物が出てくる。内容はテューダー王朝以降の話。ヘンリー8世の奔放ぶりに端を発して、その後も引きずる権力争いとコンプレックスに塗れた王族のやり合いは、まさにドラマのような展開。エリザベス1世の虹の肖像画の表情はそれを乗り越えたぞという感じ。ヴァン・ダイクの絵の子供時代のチャールズ2世は澄まし顔、ジェイムズ2世は何故か女装。この頃は無垢だった。歴史を知ると今の英国王室のニュースもさらに面白く見られるような気がする。

2020/09/19

rico

ロンドン塔だのヘンリー8世だのイギリス王室は陰惨なイメージがあるが、やっぱりロクでもなかった・・・。中野さんの解説が容赦ないとはいえ、まともな王はほとんどいないんじゃないかと思ってしまう。とは言え、21世紀までしっかり血をつないできてるのだからなかなかしぶとい。表紙は「怖い絵」で有名になった「レディージェーン」。ターナーの「奴隷船」も悪夢のような絵だが、美化しまくって誰だかわからなくなってしまったジョージ4世の肖像画も相当怖い。イギリス王室関連だけで「怖い絵」展ができそうですね。

2018/02/18

Nat

中野京子さんの王家シリーズの最新作。面白かった。ハプスブルク家、ブルボン家、ロマノフ家は滅びてしまったが、イギリスの王家は名前を変えつつ300年は続いている。今後もまだまだ続きそう。ハノーヴァー家は、王が美貌の王妃に冷たいという伝統で、エドワード7世の最後の愛人が現在のチャールズの妻のカミラの曾祖母ということに、歴史の不思議を感じた。また、ヨーロッパの王家はヴィクトリア女王を中心に血縁関係で結ばれていたことを改めて感じた。もっと王家シリーズ読みたいけど、代表的な王家はもうないから無理かな。

2019/07/18

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