マリスアングル
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「マリスアングル」のおすすめレビュー
累計500万部突破の警察小説「姫川玲子シリーズ」最新作。監禁目的の改築が施された民家で男性の死体が発見され…
『マリスアングル』(誉田哲也/光文社)
累計500万部突破の警察小説「姫川玲子シリーズ」第10作の『マリスアングル』(誉田哲也/光文社)。テーマはタイトルにも入っている「角度(アングル)」ですが、まずは簡単に物語の導入をご紹介します。
舞台は東京都内各所。監禁目的で改築されたと見られる空き家で、男性の死体が見つかる。警視庁捜査一課殺人班主任の姫川玲子が現場に向かうが、証拠は不十分。時を同じくして、車にはねられて意識不明の男が見つかる。別シリーズの主人公・魚住久江も加わり、姫川の天性のひらめきによって事件解決の糸口が思わぬ形で見出される…
まず、「姫川玲子シリーズ」を読んだことのない方向けに少し補足の説明をさせていただくと、本作は「リアルな描写」というよりも、「現実っぽいけど現実ではない」というタッチで展開していきます。その工夫は例えば企業名の付け方にも象徴されており、EC最大手の企業名は「ジャングル・ジャパン」、新聞社の名前は現実の大手新聞社と容易に類推できる名前が付けられています。
次にテーマの「角度」という言葉についてですが、本作の冒頭で早々…
2024/1/19
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マリスアングル / 感想・レビュー
starbro
誉田 哲也は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 姫川玲子シリーズも読み続けて第十弾、今回は6年ぶりの長編、安定の面白さではありますが、ここまで従軍慰安婦のことを書く必然性があったのでしょうか❓ https://special.kobunsha.com/himekawareiko/
2023/11/08
旅するランナー
姫川玲子&魚住久江のW主演。それぞれの強みを活かして事件を解決していく様は感動的ですらある。魚住刑事の包容力には誰もが救われるようです。一方、事件の背景として朝◯新聞による慰安婦問題捏造と日刊新聞法の弊害が描かれる。朝◯新聞=反日メディアというスタンスなのだ。今後誉田哲也作品を刊行する許容力は朝◯新聞出版にはないだろう。
2024/03/16
いつでも母さん
ただただ姫川玲子に再び会える嬉しさよ。菊田推しの私ゆえ武見との関わりには心がざわつくが、菊田との空気感はやっぱり好きだ。今作から魚住が加わり、玲子との相性も好い感じで益々楽しみなシリーズになるのは間違いない。魚住の存在も活きて相乗効果だ。まずは挨拶代わりのシリーズ第10弾だった。このカバーはどうしても竹内結子と松下由樹に見えてしまう。映像化の生瀬・伊岡は許せるのに、原作の伊岡はイラつく私(笑)誉田さん、お願いだから年一位でこのシリーズ読ませてくれないかなぁ・と、どこまでも我儘な読者の私だった。
2023/11/15
ゲンタ
誉田哲也先生の『マリスアングル』読了しました。 ドラマも見てたので 姫川玲子 は 竹内結子さんで 魚住久江 は 松下由樹さんで 再生されました。 二階堂ふみ、檀れい 派の方、ごめんなさい。 さて、二周目いきます!
2023/10/24
タツ フカガワ
空き家で発見された男の腐乱死体。が、死体のあった部屋は防音設備が施され、指紋はきれいに払拭され、被害者の身元も不明で手掛かりなく捜査は行き詰まる。警視庁捜査一課の姫川玲子班に魚住久江が参加するシリーズ10作目。ひらめきの姫川玲子と人情刑事魚住久江のコンビネーションが思っていた以上に面白かった。なかでも終盤、犯人確保から取り調べに至る場面が泣かせる。
2023/11/07
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