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好色五人女 (光文社古典新訳文庫 K-Aイ 1-2)

好色五人女 (光文社古典新訳文庫 K-Aイ 1-2)

好色五人女 (光文社古典新訳文庫 K-Aイ 1-2)

作家
井原西鶴
田中貴子
出版社
光文社
発売日
2024-01-11
ISBN
9784334101954
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好色五人女 (光文社古典新訳文庫 K-Aイ 1-2) / 感想・レビュー

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優希

面白かったです。実際の事件をベールに創り上げられたエンタメですね。性と義をめぐる中で恋に命をかける5人の女性のリアルが浮かんでくるようでした。ちょっとセクシーな古典を読んでいる気分です。

2024/02/12

qwer0987

『八百屋お七』で有名な『恋草束ねた八百屋物語』だが、私が知っている話と微妙な違いがあって面白い。お七や吉三郎は双方とも切羽詰まった恋愛感情を持っていたことがわかって目を引くし、有名な火付けの下りも実にあっさりしていて驚き、処刑の従容と死に赴く堂々とした姿は忘れがたい。本作の白眉であろう。その他で心に残るのは『吉凶占う暦屋物語』のおさんか。向田邦子の解釈と相まっておさんの不倫に突き進まざるを得ない心情に思いを致した。

2024/04/07

真琴

お夏清十郎、樽屋おせん、おさん茂右衛門、八百屋お七、おまん源五兵衛の5作からなる『好色五人女』の現代語訳。訳者が「好奇心旺盛で情にあついおじさん」を語り手に設定しており、それを脳内再生しながら読んだ。どの時代も恋は盲目で、思い人のために生きる女の生き様には脱帽。その人生は儚く散るけれども。

2024/01/15

かおり

帯の落語調の小気味良い誘い文句に本を手に取って中を少し読むと、読みやすい❗こめかみをおさえなくても人物関係や時代背景がわかるぞ❗となって購入しました。まず、衆道がここまで世間的にオープンなのかと衝撃をうけつつ、お七火事のお七のお相手は、元々男衆だったのね⁉️とこれまた驚きました❗こんな古典なら他も読んでみたいと思う一冊でした❗

2024/02/19

くまさん

 明治の男性の目から見れば、女性が積極的に性愛を求めることは「卑猥」だったのだろう。それを「人間」の生の営みだと解する方向性は、抱月と同じであると言ってよい。相田みつを風にいえば、「エッチだけどしょうがない。だって、にんげんだもの」ということである。③

2024/04/24

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